芸能

異性の目気にせず自分を貫くアラフォーの「大人女子」が人気

 少し前なら「艶魔女」などと呼ばれるような、バリバリに決めたアラフォー女性が注目を浴びていたが、最近は、小泉今日子(46才)、YOU(47才)、永作博美(41才)らのような、年齢を感じさせないかわいらしさを持つアラフォー女性が人気だという。そして彼女たちのような“ゆるキャラ”な40代女性を「大人女子」と呼んでいるというのだ。

 大人と女子。一見、相反する言葉が並ぶ“大人女子”というネーミングだが、実際にはどんな女性たちを大人女子と呼ぶのだろうか。『もっとおしゃれの近道』(学研)などの著書があるファッションジャーナリストの宮田理江さんが解説をする。

「2、3年前から“大人かわいい”という言葉が出てきました。キョンキョンに代表されるような、頑張りすぎていなくて、異性よりも同性に好かれるイメージの女性を指します。異性の目を気にせず“私はこれが好きなの”と自分を貫いているところが女性たちの共感を呼んでいます」

 ファッションリーダーでもある大人女子は、トレンドに敏感だが、“これが流行”とばかりに、そのまま取り入れるわけではない。20代のころからおしゃれを追求し、失敗を繰り返すなかで築き上げてきた確固たるスタイルがあるからこそ、流行も自分らしいテイストに落とし込めるのだ。

 例えば、ガーリーなテイストのスカートにあえてオジサン風のゆったりしたニットを合わせる。またアクセントに古着やボーイッシュなアイテムを使うなど、随所にこだわりが感じられる。

「年齢やキャリアに縛られるのが嫌いな女性たちなので、かわいいと思ったら若い人たちの流行でも自己流にアレンジしながらどんどん取り入れています」(宮田さん)

 そんな宮田さんが注目しているのがYOUのスタイルだ。

「YOUさんはいつもノースリーブを着ていますが、たぶん、自分の二の腕が細くてきれいなのをわかっていて、出しているのだと思います。あの独特のくしゃっとした髪形も流行に関係なくずっと貫いていますし、ポリシーを感じます。気取らずリラックスムードがあるのに、けっしてシンプルすぎない。おしゃれを知っている上級者だからこそなせる技だと思います」(宮田さん)

※女性セブン2012年3月29日・4月5日号

関連記事

トピックス

学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(右・時事通信フォト)
「言いふらしている方は1人、見当がついています」田久保真紀氏が語った証書問題「チラ見せとは思わない」 再選挙にも意欲《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
13日目に会場を訪れた大村さん
名古屋場所の溜席に93歳、大村崑さんが再び 大の里の苦戦に「気の毒なのは懸賞金の数」と目の前の光景を語る 土俵下まで突き飛ばされた新横綱がすぐ側に迫る一幕も
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(共同通信/HPより)
《伊東市・田久保市長が独占告白1時間》「金庫で厳重保管。記録も写メもない」「ただのゴシップネタ」本人が語る“卒業証書”提出拒否の理由
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン