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年金記録重複問題で“もらい損”する人が20万人いる可能性も

 5000万件もの年金記録ミスが発覚した2007年の「消えた年金」問題から5年。このうち、約1000万件の年金記録がいまだ解明されていないが、あらたにこんな年金記録問題も発覚した。

 年金加入者には、各人にひとつの基礎年金番号がつけられている。ところが、日本年金機構が3月末、ひとりで複数の基礎年金番号を持っている人が受給者7万人、加入者13万人の計20万人いると推計されると公表したのだ。この20万人は年金の“もらい損”をする可能性があるという。

「基礎年金番号が重複している人の多くは、自分がふたつ以上の年金番号を持っていることに気づきません。したがって、ふたつのうち新しい年金だけをもらって、古いほうは忘れられてしまう可能性が高いのです」と特定社会保険労務士の稲毛由佳さんは語る。

 ひとりで複数の基礎年金番号を持ってしまうのは、届け出漏れが原因のケースが多いという。

「例えば、20才から国民年金に加入していた学生は、22才で会社に就職すると、国民年金から厚生年金に切り替わります。このとき、国民年金に加入していたことを会社に申告することを忘れると、新しい年金番号がふられてしまう可能性があります」(日本年金機構記録管理部)

 逆に、20才未満で就職して厚生年金に加入した人が、20才になったときに、年金事務所へ厚生年金に加入していることを申告しないまま国民年金に加入して重複するケースも。

 20才以降の就職・転職時に年金の切り替え申告をした記憶がない人、20才以前に就職し、一度職を離れて国民年金を払った人は、いま一度自分の年金記録を見たほうがよい。

※女性セブン2012年4月26日号

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