ライフ

軽い足首の捻挫でも治りきらずに歩くと骨盤がずれる可能性も

 年をとるとどうしても膝が痛くなって…なんて嘆いている人も多いだろうが、実は膝の痛みに年齢は関係ないという説がある。元横綱・朝青龍をはじめ数々のアスリートたちの体のメンテナンスを担当してきた整体師の井関光男さんはこう話す。

「膝の痛みの原因は、膝そのものでも加齢からでもない。多方面から考えるべき。膝だけをマッサージしてもそれは一時しのぎにすぎません。膝の痛みの原因は股関節や足首など、体のほかのところにある場合が多いのです」(井関さん・以下同)

 井関さんによると、膝の痛みの主な原因は骨盤のずれ。例えば、ちょっとした足首の捻挫からもそれは始まる。

「ごく軽い足首の捻挫でも、それが治りきらないまま歩くと痛みをかばおうとして足の外側から着地するような歩き方になる。そうすると膝が外に向いてしまい、いわゆる“がに股”のような姿勢で歩くため、骨盤がずれてしまうのです」

 骨盤がずれると、こんな弊害も出てくる。

「骨盤は上下左右に動くので、骨盤がずれると、それまで両足で支えていた体を、どちらか片方の足で支えようとして、骨盤がまたずれてしまう。それで、どちらかの足が短くなってしまう人も多いんです」

 骨盤がずれた状態は、本来の状態ではないので、膝や股関節に負担がかかり、それが続くことで膝や股関節に炎症を起こし、やがて膝か股関節のどちらかに、痛みが出てくるのだという。

「痛みを解消するには、まず正しい姿勢で生活を行い、骨盤のずれを正すことから始まります」

※女性セブン2012年5月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン