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【「江戸検」過去問】 天皇から「従四位」授かった動物は?

 今宵、ちょっと知的な酒の肴に、江戸時代のクイズなど如何? 江戸の文化や歴史、生活などに関する知識を総合的に問う検定試験、第7回江戸文化歴史検定「江戸検」が10月28日に行なわれる。世の検定ブームの先駆けとなり、高い人気を誇る江戸検の魅力を過去問題によるプレ検定で体験して頂きたい。今回は「江戸の娯楽編」。

【問1】好奇心が強かったことで知られる水戸黄門こと徳川光圀は、さまざまなものを食した記録があります。では、次のうち、光圀が食したことのないものはどれでしょう?
(い)ギョーザ
(ろ)ハム
(は)ラーメン
(に)チョコレート

【問2】江戸のグルメのひとつに鰻の蒲焼きがあります。蒲焼きが庶民に人気の食べ物として定着したのには、ある調味料の普及が関係しています。その調味料とは何でしょう?
(い)砂糖
(ろ)醤油
(は)味噌
(に)味醂(みりん)

【問3】江戸時代、数々の動物が渡来して、一大ブームを巻き起こしました。では、享保13(1728)年に渡来し、翌年、天皇から「従四位」の位を受けて宮中に参内した動物といえば、どれでしょう?
(い)キリン
(ろ)ゾウ
(は)ライオン
(に)ラクダ

 正解は下に。





【問1】(に)。徳川光圀は、ギョーザ・ハム・ラーメンのほか、チーズやワインも口にしたというが、チョコレートは、18世紀に長崎の遊女がオランダ人からもらったものに「しょくらあと」とあるのが、日本での初見。

【問2】(に)。江戸っ子の好物、蒲焼きの味をつくったのは、実は醤油ではなく味醂。中国から伝わった味醂は、もともとは高級な酒として飲まれたが、その甘さが蕎麦つゆや蒲焼きのたれに使われて定着した。

【問3】(ろ)。見ると福を招くといわれたゾウは、享保13年に渡来し、8代将軍徳川吉宗に献上された。ベトナムから船で長崎に到着し、歩いて江戸に入った。将軍上覧の後は現在の浜離宮恩賜庭園で飼われ、さらに中野村の源助という男に下げ渡されて見世物となるが、やがて飽きられた。そこで源助は、ゾウの糞を疱瘡の薬として売り出し、餌代にあてたという。

※週刊ポスト2012年5月25日号

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