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専門家「食洗機には専用洗剤を使わないと無意味」の理由解説

右側の汚れたグラスのビールは泡立たない

 暑さやムシムシうっとうしい雨を吹き飛ばすのに、美味いビールが飲みたくなる季節。自宅でもビヤホールのような、なめらかでふくよかな泡のビールを飲むポイントの一つが、実はグラスにあるという。汚れが付着してグラスにくもりがあると、ビールの醍醐味であるフワフワの泡が立たないのだ。汚れの膜をはがし取り、新品のようにグラスを輝かせる洗剤の実験現場に潜入してきた。

 訪ねたのはライオンの研究開発本部がある、ライオンコミュニケーションセンター。取材当日は、洗剤には一家言あるカリスマ主婦ブロガーさんたちが集まり、食器洗い用洗剤の実験イベントが行われていた。

「育児や仕事、美容にもこだわりのある主婦の皆さんの間では、食洗機を利用される方が増えています。しかし、食洗機で食器を洗う仕組みは手洗いとはアプローチが違うので、洗剤に求められる機能がまったく異なることを知らない方は、まだまだ多いですね。

 手洗いの場合は、食器に付いた汚れに応じて自分の力をコントロールし、洗剤を泡立てながら汚れを浮かして落とします。食洗機の場合は、汚れに応じて力をコントロールすることができず、泡が立ってしまうと機械の注排水機能が停止してしまうので、泡立ちは厳禁――といった特色があります」と、解説するのはライオン リビングケア事業部 企画担当の黒澤清夏さん。

 今回のイベントでは、グラスのくもりの原因「汚れの膜」まではがしとり、スピードコースでも食器から食器洗い機の庫内まで、すっきり洗い上げるジェルタイプの食器洗い機専用洗剤『CHARMY クリスタ ジェル』に関する、さまざまな実験が行われた。

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