国内

スカイツリー 実は空いてるソラマチの楽しみ方を近隣作家指南

 先月下旬にオープンした東京スカイツリー。展望台に上がる予約客の行列に大混雑を予想しがちだが、意外に空いている穴場スポットもあるとか。近所に住む作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が、「大人のスカイツリーの楽しみ方」を伝授してくれた。

 * * *

 5月22日(火)、ついに東京スカイツリーと、隣接する商業施設のソラマチがオープンしました。実は私、すごい近所に住んでいるのですよ。マンションからスカイツリーが見えますが、何か?

 ただ……。できる過程をずっと近所でウォッチしていますし、オープンしてからも何度も行っているのですが、ぶっちゃけメディアの報道ほど盛り上がっていないです。残念だなと感じる部分もいっぱいです。下町在住アラフォー既婚男子が、スカイツリーとソラマチの実態をレポートしちゃいます!

 まず、混み具合です。いかにもフィーバーしている風に伝えられていますよね。たしかに、押上駅とその周辺は賑わっています。押上駅ととうきょうスカイツリー駅の合計乗降客数はオープン前の1.7倍に増えています。このデータを元に「すわっ!混んでいるんだ!」という方もいることでしょう。いや、元々、それほど乗降客数が多い駅ではないですから。

 たしかに賑わっているのですけど、ディズニーランドがある舞浜駅とか、武道館でライブがある日の九段下駅ほどは混んでいないです。普段、満員電車に揺られているアナタなら大丈夫でっせ。

 ソラマチのテナントも同様で、一部のお店は混んでいますが、行列ができるほどでもありません。お台場のダイバーシティもそうですが、UNIQLOとZARAのロゴが光っていて、一気に萎えます。このロゴを見ると、日本中というか、世界のどこに行っても同じに見えるような。テナントに関しては、お洒落大好き中年男子にとってちょうどいいアパレルのお店はほぼなかったです。

 ジーンズを買おうとDIESELに行きましたが1本3万円はさすがに高すぎと感じ、店を後にしました。意外にもおすすめはお惣菜コーナーとスイーツコーナーです。なかなかの良店揃いです。これまた、空いていて快適です。

 ちょっとお金に余裕があるアナタにおすすめなのが、ソラマチの30階、31階のレストラン街です。これがまた、空いているんですよ。開業した週末、20時台に行ったのですが、どの店も行列なしで入れる状態。そのかわり、明らかに客単価が5,000円を超えている感じで、やや高めなのですけどね。

 でも、今時、夜景が綺麗なレストランで勝負デートをしたいアナタ、このあたりのお店に連れていくと、大幅にポイントアップですゾ! 夫婦で行きましたが、ちょっとセレブな気分を味わいたいナウなヤングのアベックにぴったしカンカンなお店がいっぱいおっぱいです。

 それにしても……。ちょっと不安になったのは、思ったよりも東京感、下町感がないこと、単価と来ている客層がマッチしているのかということ、地元にお金が落ちているのかということですね。スカイツリーで集客アップを期待していた地元のお店ですが、みんなソラマチや浅草方面に行っているようで、お金が意外に落ちていない様子ですね。

 観光地としてはそれなりに話題になるでしょうけど、繰り返し行きたいかと言われると微妙ですねえ。リピートさせるための工夫に期待したいところです。

 というわけで、展望台の予約はいっぱいのようですが、ソラマチは思ったほど混んでなくて快適なので、皆さん、四の五の言わずに押上にGOですゾ。今後の盛り上がりを激しく傍観したいと思います。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン