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山路徹 出会い系にハマる女に「性の満足には心の満足必要」

 数々の“男女の修羅場”をくぐり抜けてきた山路徹氏が、女性セブン読者の夫婦の悩みを解決。今回は、出会い系サイトにはまってしまった46才主婦がお悩みを相談する。

 * * *
【質問】
 夫がいますが、出会い系サイトにはまってしまって、毎回、別の男性と一回限りの肉体関係を続けています。夫とエッチする気はないので、サイトでの出会いはなかなかやめられません。このまま続けていっても、心は満たされないようなむなしさもあって…。このままでいいのでしょうか?(46才・専業主婦)

【山路徹の回答】
 まず大前提でいっておきます。出会い系はキケンです。出会い系をすべて否定することはできないけど、見知らぬ男性と密室でふたりきりになることは本当に恐ろしいことです。

 以前、出会い系で知り合った男性にストーカー行為された50代の主婦を取材したことがありますが、ひとつ間違えれば犯罪にも巻きこまれる可能性も大いに含んでいます。

 もし、あなたが夫とセックスをする気がないとしたら、そんな相手とこの先、一緒にいて幸せか考えたほうがいいと思います。夫を愛していなくて、肩が触れるのもいやと思うぐらいなら、離婚も視野に入れたほうがいい。

 46才なんてまだ若いんだし、その気になれば新しい恋人を作ることができますよ。趣味のサークルでもいいし、友人に紹介してもらってもいい。

 夫とセックスができればいうことないんでしょうが、できないんだったら、一晩限りの相手とのセックスにむなしさを感じるより、自分の将来を考え直したほうがいい。確かに40代後半にもなると「閉経する前に女としての喜びを味わいたい」っていう女性もいます。女性の性は55才が頂点だという話もありますしね。

 前出のストーカー被害にあった50代の主婦もいっていました。「とにかく閉経前にセックスがしたかった」と。そのあたりは男のぼくには実感としてよくわからないけれど、ぼくはこう思う。閉経しても女性でなくなるわけじゃないから。

 あなたがむなしいと感じるのは体と心の結びつきが一致していないから。男女の関係は体と心が両輪で回っていないと満たされないもの。両方がうまく回ってはじめて、夫婦なり恋人なりがうまくいくと思うんです。

 男性に快楽だけを求めることを否定はしないけど、やはり精神的に満たされる相手でないと性は満たされません。それが夫とできればいいのでしょうが、できなければ、長い目で自分の人生を見て、本当に自分の心に寄り添ってくれる人を探したほうがいいですよ。あなたの人生はこれからなんですから。

※女性セブン2012年6月28日号

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