ライフ

杉村太蔵 25才ニートの母に「メシ作るな、兵糧攻めにしろ」

 薄口政治評論家といわれる杉村太蔵前衆議院議員(32才)が、本誌「家族事故調査委員会」委員長に就任。けっこう真剣に答えます。

【質問】
 25才の息子が、いわゆるニートです。アルバイトもしてませんし、ずっと家にいてゲームばかりしています。中学生のときにイジメにあって不登校になってしまい、高校にも進学したのですが、通うことができず…、外に出かけることもおっくうに感じているようです。親としては心配でどうしたらいいか…。(53才・専業主婦)

【杉村太蔵氏の回答】
 ニート問題に関してはですね、私もずいぶん議員時代に取り組みましたよ。真剣に答えます。いや、もちろんいままでも真剣に答えていますが、よりいっそうという意味ですよ。

 ニートには2種類あるんです。ひとつはうつ病など精神疾患を抱えたケース。これはまず精神科など専門的なクリニックなどに相談してください。結構いるんです。学校や職場でいじめを受けて、社会に出られなくなったケース。議員時代、たくさんそういう人を見てきましたし、家族からも相談を受けてきました。

 行政でも引きこもりに対応した相談を受けています。自治体に問い合わせすると親身に相談にのってくれますよ。次に、働ける体力もあり、精神的に問題もないのに、仕事も何もしないで家で引きこもっている場合。

 きついことをいいますよ。これは甘やかしているご家族にも問題がある。なぜ働かずにゲームばかりできるのか、それはそういう環境があるからです。何もしなくてもごはんが食べられる、温かい布団で眠ることができる、それは何よりそういう環境を作ってしまっているご両親にも問題があると思います。

 私もかつて大学を中退し、就職活動もうまくいきませんでした。そのとき、旭川の実家に「もう帰ろうと思う」と弱音をはいたんです。そうしたらうちの父はこういいました。

「帰ってくるな。働けないなら死ね」と。過激な言葉ですが、私は目が覚めましたね。それぐらいでないと人間は生きていけないと悟った瞬間でもありました。

 ぐうたらに生きているのなら甘やかしてはいけません。兵糧攻めするぐらいの勢いで、まず食事は作らないこと。さらに厳しく“働かないなら家を出て行ってくれ”ということ。それぐらいしないと気づかないこともありますよ。

※女性セブン2012年7月5日号

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン