国内

窪塚洋介 ツイッターで絡んできた相手に「じゃかましわ!」

『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。8月24日配信の28号でも、

「韓国・中国に対し『いい加減にしろ』の声と日本政府への失望の声」
「G.G.佐藤がイタリアの野球チームを解雇されネット騒然、勝手に多田野を心配」

など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが、「公人はツイッターで暴言吐いてはいけないのか」という事件だ。

 * * *
 大阪市が区長を公募していたことが話題となっていましたが、淀川区長の榊正文氏が、自分に対して批判的なことを言ってきた相手に「アホか、相当な暇人やな」とツイッターで書いたことで、橋下徹大阪市長が、区長が公選職ではないことを理由に「有権者へのアホとかバカという言葉遣いは行政職としては許されない」と発言。「公人」と「ネットの発言」について考えさせられる件となりました。

 榊区長はツイッター上には行儀のよくない人や変な人がいる、と自身の発言の裏を語ったようですが、ネット上では「それくらいいいんじゃないか」の声も多数出ました。

 私もそう思います。どれだけ暴言を吐いても相手が公人や有名人であれば、「お客様は神様です」的に丁寧な対処をされるべきと思い込んでいるバカもおりますので、いいのではないでしょうか。ネット上では、橋下市長が「バカ文春」とか書いていた時も、それほど否定的な声はありませんでした。

 他に暴言を吐く著名人として、私が注目しているのは窪塚洋介です。ツイートの内容はかなりカジュアルだったり、攻撃的だったり言葉遣いが悪いことがあります。とあるファンはこう書きました。

「俳優窪塚洋介が大好きです!!プライベートなんてどーでもいい。つぶやく事が高校生みたいなので、嫌いになる前にフォロー外します!!Twitterで何をつぶやこうが個人の自由だけどTwitterは公の場だという事を忘れずにQQTwitter見なきゃ良かった!!」

 これに対し、窪塚は「出たなてめぇ勝手のイメージの檻ww」と回答したのです! さらに、「つぶやく事が確実にあなたの価値を落としていてもったいないです」との指摘に対しては、「じゃかましわとっととフォロ外せやww」と回答しました。

 客を客とも思わぬ行為ではありますが、自分を主張できているという意味ではこれも人間らしさが表れるネットの特質がよく表れた件といえそうです。

※参考ページ
「アホか、相当な暇人やな」大阪淀川区長 榊正文氏の経歴と発言の波紋『NAVERまとめ』

※メルマガNEWSポストセブン28 号

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン