国内

G.G.佐藤解雇でなぜか日ハムの多田野が心配される理由とは?

『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。現在配信中の28号でも、

「公人はツイッターで暴言吐いてはいけないのか」
「韓国・中国に対し『いい加減にしろ』の声と日本政府への失望の声」

など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「G.G.佐藤がイタリアの野球チームを解雇されネット騒然、勝手に多田野を心配」という事件だ。

 * * *
 元埼玉西武ライオンズのG.G.佐藤選手が、所属していたイタリアプロ野球のセリエA・フォルティテュード・ボローニャから解雇されたことが所属チームから発表されました。今季は42試合に出場し、打率.319、3本塁打、22打点だったそうです。

 佐藤選手といえば、2007年は打率.280、25本塁打を記録するなど名外野手として活躍していましたが、2010年シーズンはケガもあって打率.204、6本塁打という低調な記録に終わりました。2011年は結局2軍から1軍に上がることなく西武から解雇されます。

 本稿を書いている23日16時30分現在、2ちゃんねるの当件に関するスレッドは約900のコメントがつくなど大人気となっています。解雇の理由に、「とある大会にはイタリア人しか出られないものの、兼任コーチとして出てくれ、と言われたがこれを拒否してバカンスに行った」という説が出ています。これによって解雇されたというのがあるとのことですが、佐藤選手に対してはこんなコメントが並んでいます。

「こんだけ活躍してるから給料上げろ→クビ こうか」
「草野球チーム解雇www」
「こんなのが、一般的な日本人とか思われたら嫌だわ」

 佐藤選手は何かと叩かれる傾向にありますが、すべては北京五輪準決勝と3位決定戦の決定的場面でフライを落球したことにあります。

 そのため今回のイタリアチーム解雇についても「せっかくポロリ男を拾ってやったのにこの仕打ちじゃね。イタリア人も激怒して当然だな。人格破綻じゃないか」と怒りの声があがっております。

 ネットの人々は、過去の過失を恐らく一生許しません。福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀選手にしても、先週の引退発表時には「自叙伝を書きたい」と発言したことから「脱税の指南書かww」「不倫する方法かww」といった大昔の過ちを未だに書かれてしまいます。

 そういった意味で、私がもっとも心配しているのが、かつてゲイビデオに出て、今でも「アッー!」などとネットで書かれることの多い北海道日本ハムファイターズの多田野数人選手です。たとえば、同選手が引退を発表した時に、その功績を無視し「引退したアッー!」「さよならアッー!」などと書かれないようネットユーザーの皆様には寛容な姿勢をお願いしたい次第でございます。

※参考ページ
アッー!『ニコニコ百科』

※メルマガNEWSポストセブン28号

トピックス

『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン