芸能

ムーディ勝山 仕事激減しダンディ坂野と間違われてつらい

ダンディ坂野と間違われてつらいと語るムーディ勝山

 ムード歌謡をネタにした「右から来たものを左へ受け流すの歌」で大ブレイクしたお笑い芸人・ムーディ勝山(32才)。全盛期の2007年には、着うたダウンロード数210万件を突破、紅白歌合戦にも出場を果たした。しかし翌年以降、仕事が激減。今はテレビでその姿を見る機会はほとんどないが、2013年は再ブレイクできるのか? 一発屋芸人としての苦労と今年の目標を語ってくれた。

――最近はどんな仕事が多いですか?

ムーディ:ブレイクしていたころのような仕事量はいただけていませんが、地方でレギュラーを持たせていただいたり、「再生可能ボーイズ」というユニットとして、レイザーラモンHGさん、三瓶さん、楽しんごさん、天津木村さんの5人での活動もしています。それでもギリギリ食べていけているという状況です。

――仕事が激減してからは週5休みということもあったそうですね。

ムーディ:週5どころか、1か月全然仕事がないときもありました。そういうときは、着うたダウンロードの貯金を切り崩して生活していました。

――仕事がないと奥さんに言えなくて公園で過ごしたこともあるとか。

ムーディ:ありますね。やっぱり十何連休と家にいたら、さすがの嫁も“なんやこいつは”と思うでしょうから、やってしまいますね。だいたい一発屋の人はこれを経験しています。“あるある”ですね。誰がどの取材で言ってもいいフリー素材と言われる話題ですね。

――仕事が減っていちばんつらかったことは?

ムーディ:思い返すと全てがつらいことばかりです。ダンディ坂野さんに間違われたこともありますし。ひさびさのテレビでひな壇に座ったら、しばらく衣装を引き出しにしまっていたので“なんかタンスのにおいがするな”って周りの芸人に言われたりとか、張り切って体を動かしたら衣装からほこりが舞うとか、数えきれないですね。

――新しいネタや芸風は考えていますか?

ムーディ:考えていないです。

――メロディーも変えないんですか?

ムーディ:変えたこともあるんです。“WAWAWAの歌”というのをやったこともあるんですけど、今は誰も覚えてないぐらいなんで。メロディーよりも全力ですることが大事だと今は思っています。

――ひげを剃ったのはどうしてですか?

ムーディ:このままじゃあかんなと思って、イメージチェンジを図ったんですね、キャラを変えなきゃあかんなというのじゃないですけど。

――つけひげをつけていたこともありますよね。

ムーディ:ひげを剃った後、テレビ局の楽屋に行ったらつけひげが置いてあって、スタッフさんが、“ムーディさんひげないんですね。つけひげ用意しましたんでつけてください”って。イメージチェンジすら図れないという状況でした。

――2013年の展望や目標などはありますか?

ムーディ:地方でかわいがってもらいたいですね。地方ではまだぼくの名前が通っているので、地方だと喜ばれたりするんですよ。腰を低くしてそこに付け込んでレギュラー3本つかみ取ったので。

【ムーディ勝山】
1980年、6月11日生まれ。滋賀県出身。本名・勝山慎司。2007年、ムード歌謡ネタでブレイク。『エンタの神様』(日本テレビ系)『爆笑レッドカーペット』などバラエティー番組で活躍するも、その後、人気低迷し仕事が激減。2011年8月、一般女性と結婚。現在、『それいけミミゾー』(東北放送)などにレギュラー出演中。オムニバス映画『同じ星の下、それぞれの夜』(2月9日よりテアトル新宿他で全国順次公開)にニュースキャスター役で主演(http://www.onajihoshi.com/index.html)。

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン