国内

高須院長「美熟女ブームは世の中が正常になってきた証拠」

美熟女ブームについて語った高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が、世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回のテーマは「美熟女」。人気芸人と熟女とのロマンスが飛び出したり、熟女AVが人気になったりと、世の男性たちを魅了する美熟女。いったい、どうして人気なのか? “美のスペシャリスト”である高須院長が分析する。

 * * *
──近頃は、美熟女ブームだと言われています。NEWSポストセブンでも、2012年もっとも閲覧数が多かった記事が、美熟女のグラビアだったんですよ。どうして、こんなに美熟女が人気なんでしょうか?

高須:そういえば、徳川家康も熟女好きだったんだよね。熟女というより、子供を産んだことのある女性ってことなんだけどね。当時はやっぱり子孫を残すっていう目的が大きかったから、一度産んだことがある女性なら、次もまた産めるだろうっていう発想があった。で、いろいろ教える手間も省けるだろうし。

──たしかに男性にとって、子供のいる女性はある意味、安心感があるかもしれません。

高須:それに最近は「どうやったらモテるか」みたいな話題も少ないでしょ。男の子向けの雑誌を読んでも「モテるにはこの車」とか「デートでは女の子の左側を歩け」みたいな記事が少ないもんね。それをやって本当にモテるかどうかはわからないけど、そういう研究をしていない男の子にとっては、いろいろ知ってくれているお姉さんじゃないと、うまくいかないんだよ。だから、みんな熟女に向かっていくんだと思うね。ちなみに、ぼくもお金持ちのおばさんにしか興味ないよ(笑い)。若い子なんて全然好きになれない。

──院長が「お金持ちのおばさんが好き」と言うとまた意味が違ってくるようにも思えますが…(苦笑)。でも、たとえばグラビアアイドルなんかでも年齢層が高くなっていますし、全体的に大人の女性にスポットが当たっていますよね。

高須:世の中が正常になってきたんじゃないかな。「少女が好きだ」っていう男が多いことには、個人的に憂いていた部分もあるんだよね。ロリータ趣味っていうのは、生物学的に見るとあんまり正常ではないんだよ。アニメの世界の中だけならいいけど、目が大きくてガリガリの幼い女の子っていうのは、現実ではあんまり健康的ではないからね。そういう健康的ではないものに惹かれてしまうっていうのは、それこそ健康的ではない。すごく不自然なことだと思うんだよ。そう考えると、成熟した大人の女性に惹かれるっていうのは、本当に健康的だよ。で、小太りぽっちゃりの女性だとさらに良い。間違いなく長生きするしね。いやあ、小太りぽっちゃりの熟女が最高だよ(笑い)。

──ぽっちゃり熟女も素敵ですが、とにかく見た目が若くてキレイな熟女も多いですよね。もう単純に年齢だけで判断できないというか。

高須:努力して若返ると、もちろん気持ちも若くなるからね。うちの病院に通ってるある患者さんなんて、いつもすごく怖い顔で病院に来るから、スタッフみんながビビっちゃうんだよ。でも、ヒアルロン酸注射なんかをしてあげると、帰るときにはものすごく優しい笑顔になってるもんね。見た目が若返ると、性格も変わるんだよ。若々しくてキレイだと、周囲の目線も「まあキレイ!」ってなるから、自然と笑顔にもなるしね。

 あとは、平均寿命が伸びている分、精神年齢もどんどん若くなってきているっていうのもある。たとえば、今の60代だったら、昔の40代くらいの精神年齢だよ。還暦を迎えたからって、老人扱いできないでしょ、今なら。バリバリ働いてるのが普通だしね。そういう意味では、40代くらいではまだ熟女じゃないのかも。60才を超えて初めて熟女になる、みたいな。

──たしかに、今は30代後半でも熟女って呼ぶことがある。でも、本当はもっと年齢が上にならないと熟女ではない、と。

高須:そうそう。精神年齢を考えるとそうなるよね。精神年齢は、実年齢の20才下くらいって考えると、20代の女の子なんてまだまだ幼稚園児だよ。10代なんて産まれてない。そんな女の子に欲情するのは不自然でしょ? やっぱり最低でも40代以上の美熟女を好きになるのが、健康的なんだよ。

 * * *
 とにかく熟女が大好きだという高須院長。雑談中には熟女AVにも話が及び、院長の口から某アダルト系動画サイトの名前も飛び出した。熟女も元気だが、そんな動画サイトをチェックしているなんて、高須院長も元気!

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。9月、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)を上梓した。

関連記事

トピックス

中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
神谷宗幣氏(写真中央)が率いる参政党は参院選で大躍進した。東京選挙区でも塩入清香氏(右)が当選(2025年8月写真撮影:小川裕夫)
《午前8時の”異変”》躍進した「参政党」、選挙中に激しい応酬のあった支持者と反対派はどこへ?参院選後の初登院の様子をレポート
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
三原じゅん子氏に浮上した暴力団関係者との交遊疑惑(写真/共同通信社)
《党内からも退陣要求噴出》窮地の石破首相が恐れる閣僚スキャンダル 三原じゅん子・こども政策担当相に暴力団関係者との“交遊疑惑”発覚
週刊ポスト