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尼崎連続変死事件 角田美代子容疑者獄中死までの64年の生涯

 兵庫、香川、滋賀で平穏に暮らしていた4家族を離散させ、死者・行方不明者は10人を超えるという犯罪史上最大級の事件は、主犯格の獄中死という最悪の結末を迎えた。

 以下が角田美代子の生涯である。

1948年:尼崎市の下町で生まれる

1955年頃:角田家に後に戸籍上の妹となる角田三枝子が一家で間借り

1965年頃:17歳で一度目の結婚

1967年:16歳女性の売春を斡旋した罪で逮捕される

1970年頃:横浜で三枝子とともにスナックを開業

1974年:二度目の結婚相手と離婚。この前後、尼崎に戻り東頼太郎と内縁関係を結ぶ

1981年:尼崎のマンションに移り、三枝子と頼太郎とともに同居。その生活に橋本久芳・次郎兄弟も加わる

1986年:三枝子が優太郎を生むも、美代子の実子として届け出る

1995年:阪神・淡路大震災

1998年:[猪俣家事件]を引き起こす

2001年:三枝子が橋本久芳さんと結婚

2002年:李正則が美代子と出会い、共同生活に加わる

2003年:[谷本家事件]を引き起こす。谷本隆さん、茉莉子さん、瑠衣が尼崎に連れ去られる

2004年:谷本隆さんが死亡

2005年:橋本久芳さんが沖縄で転落死。保険金が妻の三枝子に渡る

2008年:茉莉子さんが死亡

2009年:川村博之が共同生活に加わり、妻方の大江家が狙われる

2011年
    7月:橋本次郎さんが死亡
    9月:大江家の母・大江和子さんが死亡
    10月:大江愛香が逃亡。事件発覚へ
    11月:美代子、川村、李正則らが和子さんの死体遺棄で逮捕

2012年
    10月:角田家の遠戚・関係者の遺体が次々と発見される
    12月12日:美代子が獄中で自殺

※週刊ポスト2013年1月25日号

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