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AKBに応援系CMが多い理由は? 横山由依は資格に挑戦

篠田が横山の勉強進捗具合を抜き打ちチェック

AKB48が出演するユーキャンのテレビCMがオンエア されている。このCMは、AKB48のメンバーでNMB48も兼任している横山由依(20才)が、実際に資格獲得を目指すプロジェクト『AKBチャレンジユーキャン! 』にスポットを当てたもの。AKB48、およびNMB48の活動の合間に、勉強する横山の姿が映し出され、「応援:篠田麻里子篇」「WEBアテンション1篇」などのバージョンも順次オンエアされている。

 新バージョンのCM「応援:篠田麻里子篇」では、勉強している横山のもとに、篠田が 陣中見舞いに訪れ、横山に抜き打ちテストを行うという内容。CMは15秒だが、特設サイトでは横山の挑戦を追った長尺ムービーも公開中だ。
 ちなみに、横山が挑戦しているのは「調剤事務管理士(調剤薬局事務) 」という資格。調剤報酬請求業務(レセプト作成)を中心に、事務作業全般を行う仕事で、試験は年6回、受験資格もないため、人気の高い技能だという。昨年11月にチャレンジを開始した横山は、1月までに1冊目のテキストを修了。5月の試験に向けて、順調に進んでいるようだ。

 ユーキャンだけでなく、数多くのCMに出演しているAKB48だが、実は“応援系”のCMが多いことに気づく。サラリーマンを応援する缶コーヒーのCM(アサヒ飲料『ワンダ』)、就活生を応援する紳士服のCM(はるやま)、さらには学生を応援する携帯電話のCM(NTTドコモ)など、とにかくメンバーたちが、誰かを応援するCMが多いのだ。今回のユーキャンのCMも「高橋や篠田らAKBのメンバーたちが、資格に挑戦する横山を視聴者に重ねて応援している」と見ることもできるだろう。AKB48に“応援系”のCMが多い理由について、広告関係者はこう説明する。

「もちろん、単純に可愛いアイドルに応援されると、思わず頑張りたくなってしまう男性が多いというのもあります。AKB48の場合は、総選挙に代表される“ガチ感”があり、本人たちが厳しい競争を強いられているということで、“頑張る”とか“努力する”といったスポ根的側面を持っている。普段から頑張っているイメージのあるAKBだからこそ、頑張っている人たちに向けたCMに起用されやすいのだと思います」

 AKBの“ガチ感”といえば、3本目となるドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 No flower without rain 少女たちは涙の後に何を見る?』が2月1日に公開される。この映画では、AKB48の過酷な舞台裏が明らかになるが、その舞台裏を見せることこそがAKBの大きな魅力に繋がっているのだという。とあるアイドルライターはこう話す。

「努力しているところ、練習しているところは観客に見せず、パフォーマンスだけで勝負する、というのが、これまでのアイドルやアーティストだったのですが、AKBの場合はまったく逆。苦しみもがいている舞台裏を積極的に見せることで、ファンから共感を得ているのです。総選挙というある種もっともシビアな“結果”が求められる一方で、舞台裏での“過程”が重要視されているわけです。そういう意味では、資格挑戦の過程に密着するユーキャンのCMなどは、まさにAKBらしいCMですね」

『AKBチャレンジユーキャン! 』では、1月19日から首都圏のJR各線の中吊りで横山の直筆コメント入りポスターを掲出。さらに1月21日から27日にはJR渋谷駅で駅構内ジャックを、新宿駅コンコースでは駅貼りポスターの掲出を行っている。 電車や駅で見かけることになるだろう“頑張っている”横山の姿は、出勤途中のサラリーマンや通学途中の学生にとって、大きな励みとなりそうだ。

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