芸能

乳がん名医だった鈴木杏樹の夫 遺体は勤務先病院に提供した

「自分よりも病院や患者さんを第一に考える人でした」――2月14日、夫・山形基夫さん(享年56)の告別式で、鈴木杏樹(43才)は涙を流しながら、そう挨拶をした。山形さんは、駿河台日本大学病院の外科医として働き、乳がんの名医として評判だった。

「技術はもちろん、思いやりのある医者でした。彼は“患者の病気が治るならば、ぼくの命を引き換えにしてもいい”というのが口癖だったほどです」(病院関係者)

 寝る間も惜しんで働き続ける山形さんの体を病魔が蝕んでいく。肝臓に重い疾患が生じてしまったのだ。6年前に受け持った乳がん患者には、こんな衝撃の“告白”をしていた。

「“ぼくは、もってあと5年の命しかないんです。本当なんですよ…でも、あなたはもっと長生きしなくちゃいけませんよ。ぼくよりずっと生きるんですよ…”って。もう、なんて言葉を返していいかわかりませんでした…」

 わずかな望みをかけて、渡米先の病院で手術予定だったが、その直前の2月1日に亡くなってしまった。生前、杏樹にこんな言葉を遺していたという。

「山形さんは、“もし亡くなったら、自分の体を医学の発展のために役立ててほしい”と言っていて、杏樹さんはその言葉通りにしたそうです。アメリカから帰国した遺体は、そのまま山形さんの勤務先の病院に運ばれて、肝臓の医学的検証が行われたと聞いています」(杏樹の知人)

※女性セブン2013年3月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト