国際情報

孔子を韓国人とする説に加えて孫文は韓国人とする主張も登場

 本誌でたびたび報じてきた韓国の「ウリジナル(起源は我々=ウリ)」主張で狙われるのは日本ばかりではない。中国発祥のものも「○○の起源は韓国」と韓国から言われている。在中国ジャーナリストの山谷剛史氏が報告する。

* * *
 儒教国の韓国は、その始祖である孔子も自分たちのものにしたいらしく、「孔子は韓国人」とする説が韓国内では根強くある。朝鮮半島最初の国家とされる「箕子朝鮮」の王と孔子が同じ血脈だったから、などの論拠が示されている。さらには「孫文は韓国人」といった主張まで登場した。

 他にも、風水や漢方医学などの中国伝統文化についてウリジナル主張が繰り広げられ、それに反発する中国人が増えている。中国のネットを見れば「オバマも韓国人?」「韓国人は整形が好きだけど、歴史まで整形する」などと揶揄する書き込みが相次いでいる。

 もっとも、中国のほうも単なる被害者というわけではない。中国が「SONY」を「SUNY」などとして海外製品の違法コピーを繰り返していることは有名だが、同じように韓国サムスンのスマートフォン「GALAXY」や「マシマロ」という韓国のウサギのキャラクターのニセモノ製品も横行し、韓国製品の“パクリ”は日常化している。

 日本から見ると、どちらも歴史の捏造ではいずれ劣らぬ厚顔さだけに、“両雄”が相見えると迫力満点である。

※SAPIO2013年3月号

関連キーワード

トピックス

実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン