様々な大学の学生が垣根なく集まるインカレサークルや、新社会人などが主催する「パーティ」。10人程度から100名以上集まるものまで、その規模は多岐にわたる。
都内の音楽会社で働く男性A氏(28歳)は、学生時代から「パーティ」を主催してバイト代わりの収入を得ていたという。A氏が主催していたパーティの参加費は、男性5000円、女性2000円程度。値段設定はパーティの規模によって変動があるが、女性の場合は手料理を持ち寄れば1000円引き、などのオプションもつけていたという。
A氏によると、知人宅やパーティ会場を貸し切って数時間のパーティを行なうだけで毎回、数万~数十万円の利益が出たという。
「何十人も集めるためには、男女ともに食いつくような有名人を集めることが第一です。当時はmixiがはやっていたので、そこでよく告知をしました。ミスキャンパスを呼んだり、読者モデルを呼んだり。それからかなり有名なIT社長や医師、タレント活動をしているような男性も集めましたね」
とはいえ、A氏がパーティを主催した目的は、バイト代稼ぎだけではなかったという。
「学生時代は就活の人脈づくりで2年生の半ばからパーティを主催するようになりました。社会人になりたての頃は、今とは別のマスコミ系会社で働いていたのですが、仕事を取ってくるための人脈づくりも兼てましたね。さすがに今はやっていませんが、結構女子大生が喜んで参加するので、それ目当ての社会人はいくらでも集められるんですよ」