国内

半蔵門使用は天皇、皇后、皇太子一家のみ 他の皇族は乾門へ

「おサイフ」の中味も違えば、護衛の数、皇居を出入りする門まで、皇太子家(東宮家)と秋篠宮家には大きな「格差」がある。産経新聞記者・大島真生氏が解説する。

 * * *
 平成18(2006)年9月6日、41年ぶりの男子皇族となる秋篠宮家の第三子、悠仁さまが誕生された時、「悠仁親王」命名の儀の会見は宮内庁記者クラブの隣にある「報道室」で行なわれた。報道室とは宮内庁が日常の記者発表やプレスリリースを行なう場所である。

 その5年前、平成13(2001)年12月1日、皇太子家に長女、愛子さまが生まれた。天皇陛下から授けられた「敬宮愛子」の命名の儀の会見は、文化勲章の受章者らが記者会見を行なう宮内庁3階の大講堂であった。

 誕生の際の一般記帳についても、愛子さまは、誕生の翌日から宮内庁で行なわれたが、悠仁さまは「宮家」だからとの理由で一般記帳が行なわれなかった。

 皇太子家と宮家では、皇居を出入りする際に通る「門」にも違いがある。天皇陛下および内廷皇族(皇后、皇太子ご一家)は「半蔵門」が用いられるが、他の皇族は「乾門」を使用する。秋篠宮さまも半蔵門を使うが、「陛下から特別にお許しを得てのこと」とされており、土日に私用で皇居を訪れる時には、遠慮して乾門を通っている。

※SAPIO2013年6月号

関連記事

トピックス

STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
東京都内の映画館で流されたオンラインカジノの違法性を訴える警察庁の広報動画=東京都新宿区[警察庁提供](時事通信フォト)
《フジ社員だけじゃない》オンラインカジノ捜査に警察が示した「本気度」 次のターゲットはインフルエンサーか、280億円以上つぎ込んだ男は逮捕
NEWSポストセブン
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
参政党の神谷宗幣・代表(時事通信フォト)
《自民・れいわ・維新の票を食った》都議選で大躍進「参政党現象」の実態 「流れたのは“無党派層”ではなく“無関心層”」で、単なる「極右勢力の台頭」と言い切れない本質
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン