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「ブタゴリラ」「大きいマリちゃん」の一言で減量決意の女性も

 女性たちにとって、夏はダイエットの季節。別人と見紛うほどの減量を達成した女性たち。本気でダイエットに取り組むきっかけは、周囲からの何気ない一言だったりするという。

「ブタゴリラ」──。

 愛知県に住む工藤彩也香さん(30歳、163.6センチ、71.9キロ→52.4キロ)は夫にそう言われたことが減量生活の端緒となった。結婚当初から約15kg体重が増えたことに対するトゲのある言葉に発奮。3か月で約20kgのダイエットに成功した。

 他にも身内からのふとした言葉に反応する女性が少なくなかった。「夫にしみじみと”後ろ姿がヤバいよ…”とため息をつかれた」(林麻弥さん=33歳、162センチ、73キロ→54.3キロ)、「息子から〝一緒に海に行って泳ぎたい〟とお願いされた」(細川知佐子さん=41歳、159センチ、67.1キロ→52.4キロ)といった出来事が減量生活の端緒となったのだという。

 友人など周囲の目線も気になるという。合コンでの悔しい思い出を振り返るのは石川真理絵さん(24歳、163センチ、77.3キロ→58.4キロ)。

「似た名前の女の子と一緒の飲み会だったんですけど、男性陣がその子を『小さいマリちゃん』と呼び、私は『大きいマリちゃん』と呼ばれました。女の子たちまでノリで私を『大きいマリちゃん』と呼んで楽しそうに笑っていたのが、本当に悔しくて……」

 ついつい周囲の同性の友人と比較してしまうのが“女心”のようで、他にも「友達と撮った写真で自分の顔が一番大きく写っていた」(冨所来美さん=25歳、163センチ、61.4キロ→50.4キロ)といったこともきっかけになる。

※SAPIO2013年7月号

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