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米大学教授 子供のマイナーな名前は無教養な母が命名と断言

 ダイアモンド☆ユカイが双子の長男を「頼音(らいおん)」、次男を「匠音(ショーン)」と命名し、元オセロの松嶋尚美が長女に「空詩(らら)」と名付けるなど、有名人の子供のキラキラネームが話題になっているが、世界に目を向けても同じ現象が起こっているようだ。

 人気ラッパーのカニエ・ウエストは、モデルのキム・カーダシアンとの間に生まれた長女に「ノース」と命名。「ノース・ウエスト」という、航空会社のような命名に世界中からツッコミが入った。

 一方、娘にやたら長い名前をつけたのが、映画『キル・ビル』などで有名な女優ユマ・サーマン。「ロザリンド・アルシャ・アルカディナ・アルタルネ・フロレンス」と、もはや落語の「寿限無寿限無……」の域である。

 こうした命名について、米シッピンズバーグ大学教授のデイビッド・カリスト氏は、大規模な調査の結果、変わった名前と少年の非行との関連を指摘している。

「名前が犯罪を引き起こす直接的な原因になるわけではありませんが、非行少年の名前の分布と非行のない少年の名前の分布を比較すると、よりメジャーな名前のほうが非行率が低いことがわかりました。また、マイナーな名前を持つ少年は、恵まれない環境で育っていることが多いということも判明したのです。私がはっきりといえるのは、マイナーな名前の多くが、無教養な母親から与えられているという点です」

 また、アメリカと同じく英語圏のニュージーランドでは、相次ぐ命名問題に頭を悩ませた政府が今年に入り「Lucifer(悪魔)」や「Anal(肛門)」「4Real(マジで)」といった命名の却下を発表。ドイツでも「ウイスキー」や「インベーダー」などの命名を拒否している。

※週刊ポスト2013年10月4日号

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