ライフ

発展もたらす最大の吉相・四神相応の地 横浜中華街が典型的例

 運気をよくする風水。今回は、発展をもたらす吉相の地形の土地について、風水建築デザイナーの直居由美里さんが解説する。

 * * *
 風水というと、住まいを整えることだと考えられがちですが、もともとは環境全般、どの場所が住むのに適切であるかを追究した学問です。

 どこに都を定め、宮殿を建て、先祖を埋葬するか。皇帝や貴族は、王朝や一族を末永く繁栄させるために地形の吉凶を研究したのです。

 発展をもたらす最大の吉相は、四神相応の地。四神は中国の神話に登場する獣神で、東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武が守ります。そして、青龍は流れる川、白虎は大きな道、朱雀は低い土地、玄武は山に置き換えられます。

 つまり、東に川、西に道、南に広大な低地、北に山があるのが、自然からの恩恵を最大限に受ける地形なのです。

 四神相応が完璧に実現された都市として有名なのが平安京です。東に鴨川、西に山陰道、南に巨椋池を擁した平野が広がり、北に船岡山や鞍馬山があるからです。平安京は四神がきれいに配置され、風水的には最高の環境でした。

 江戸は風水的には平安京ほど恵まれた地形ではありませんでした。そこで天海という天台宗の僧侶が風水的なバリアを張りめぐらし、徳川家の繁栄の礎を造りました。

 天海が使った術の1つは「言霊」です。江戸の北には、玄武となる山がありません。そこで、江戸城の南の門を「虎の門」と名づけ、白虎すなわち西に見立てたのです。南を西に置き換えると、富士山のある西は北となります。

 そして、江戸城の本当の北に当たる日光には東照宮を建立しました。北は古代中国では天帝の方位。そこに家康を祀ることで江戸の守りを完璧なものとしたのです。

 現在では、横浜中華街の4つの門に四神相応を見ることができます。東は朝陽門。青龍の色であるブルーに塗られ、日の出の勢いを街に取り込みます。そして西は延平門。平安が続くように白虎を守り神としています。北と南には黒い玄武門、赤い朱雀門。このように、街の入り口に四神をシンボルとする門を建てることで、中華街の発展と安全が守られているのです。

※女性セブン2013年10月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
【2・8総選挙「大阪1〜10区」の最新情勢】維新離党の前職が出た2区、維新前職vs自民元職vs野党候補の5区で「公明党票」はどう動くか
NEWSポストセブン
なぜ実の姉を自宅で監禁できたのか──
《“お前の足を切って渡すから足を出せ”50代姉を監禁・暴行》「インターホンを押しても出ない」「高級外車が2台」市川陽崇・奈美容疑者夫妻 “恐怖の二世帯住宅”への近隣証言
NEWSポストセブン
東京拘置所(時事通信フォト)
〈今年も一年、生きのびることができました〉前橋スナック銃乱射・小日向将人死刑囚が見せていた最後の姿「顔が腫れぼったく、精神も肉体もボロボロ」《死刑確定後16年で獄中死》
NEWSポストセブン
間違いだらけの議事録は「AIのせい」(写真提供/イメージマート)
《何でもAIに頼る人たち》会社員女性が告白「ケンカの後、彼から送られてきた”彼女の方が悪い”とAIが回答したスクショ」ほどなく破局
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
国際ジャーナリスト・落合信彦氏が予見していた「アメリカが世界の警察官をやめる」「プーチン大統領暴走」の時代 世界の“悪夢”をここまで見通していた
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト、2025年10月15日)
《頬がこけているようにも見える》高市早苗首相、働きぶりに心配の声「“休むのは甘え”のような感覚が拭えないのでは」【「働いて働いて」のルーツは元警察官の母親】 
NEWSポストセブン
ジェンダーレスモデルの井手上漠(23)
井手上漠(23)が港区・六本木のラウンジ店に出勤して「役作り」の現在…事務所が明かしたプロ意識と切り開く新境地
NEWSポストセブン
元日に結婚を発表した女優の長澤まさみ(時事通信フォト)
長澤まさみ「カナダ同伴」を決断させた「大親友女優」の存在…『SHOGUN』監督夫との新婚生活は“最高の環境”
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
【訃報】国際ジャーナリスト・落合信彦氏が死去、84歳 独自の視点で国際政治・諜報の世界を活写 
NEWSポストセブン
薬物で急死した中国人インフルエンサー紅紅(左)と交際相手の林子晨容疑者(右)(インスタグラムより)
「口に靴下を詰め、カーテンで手を縛り付けて…」「意識不明の姿をハイ状態で撮影」中国人美女インフルエンサー(26)が薬物で急死、交際相手の男の“謎めいた行動”
NEWSポストセブン