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オバさん なぜかデパ地下ではぶつかっても謝罪しない傾向も

 ファッションプロデューサーの植松晃士さんは、「おブスハンター」としても知られますが、デパ地下に存在する恐怖の「おブス」の実態を解説します。

 * * *
 あそこに男性がほとんどいないのも、女性特有のアンダーグラウンドな空気を作っちゃっているのかもね。

 男性は目の前にあるものを「これでいいじゃん」って即決しちゃうけど、女の人は「これいいッ」と心が動いた次の瞬間「いや、あっちにもいいものがあるはず」って、欲深くなるのよ。

 これって人が幸せに生きていく上でとても大事なことだと思うんです。ココで満足しないで、もっと上を目指そうって心意気だもの。

 食品ケースを2、3人がのぞいていると、わらわらとほかのオバさんたちが引き寄せられてくるのも面白い現象よね。好奇心旺盛というか、食品が人寄せパンダみたいになっていて、まあ、微笑ましい!

 なんて、目を細めていたら「ドン」とあさってのほうから肩を当ててきたオバさんがいたんです。

 もし上階のお洋服売り場でだったら「あら、ごめんなさい」とか「すみませ~ん」と言うのにデパ地下のオバさんって絶対に謝らない。どうしてなの? 地階に降りると違う人格になっちゃうの! 謝るどころかギロリと殺気に満ちた目でにらむんです。

 先日、東京五輪の開催が決まりました。滝川クリステルさんがアッピールした「お・も・て・な・し」という美しい日本の伝統文化が海外のみなさんの心に届いて、日本でもブームになっています。

 でも、ここでは「お・も・て・な・し」ならぬ「お・も・て・で・な!」と低い声で言いだしそうな“オバさん体当たり戦”が繰り広げられている!! おっそろしいわ~。

 お買い物袋を思いっきり私の足に当てたオバさんに、すんごい目つきでにらまれたことも1度や2度じゃないわよ。いや、にらむんじゃないわね。目はこっちを見ずに、ショーケースだけを見つめてるし。思わず「あれ? 私が悪いのかしら?」ってひるんだすきに舌打ちまでされて去られたりして。

 この世の天国、デパートのパワーってびっくりでしょ。とんでもないパワースポットよ。とにかく人の何かを変えちゃうデパ地下は魔界です。本能むき出しになって、けがなんてしないようにね。オバさん万歳!

※女性セブン2013年10月17日号

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