スポーツ

野球記者同士の隠語「チャンシ」多用で紙面が同記事ばかりに

 春季キャンプが始まったプロ野球だが、どの新聞を開いても似たような記事が並んでいる。在版紙Aデスク、スポーツジャーナリストのB氏、在京紙C記者に在阪紙D記者が、涌井秀章や斎藤佑樹を見習って、メディアももっと必死になるべきだと語り合った。

A:必死、という意味ではロッテの涌井秀章や日本ハムの斎藤佑樹も同じだね。最近ブクブク太ってばかりだった涌井はかなり絞ってきていたし、斎藤はやたらメディアに接触して自分の記事を書いてもらおうとしている。斎藤が「今年はシュートを投げて勝ちにこだわります」といってきたというから、ウチだけだと思って書いたら、他社にも話していて同じ記事が出ちゃった(笑い)。

B:そうそう、同じ記事といえば、いい機会だから最後にちょっといわせてもらうけど……。今年のスポーツ紙のキャンプの記事は、各社まったく一緒じゃない?(苦笑)ちょっとやり過ぎな気がするけどなァ。

A:最近はどこの社も人手不足で、複数の記者が取材に当たるのは巨人、阪神、SBぐらい。あとは1人もしくは評論家担当の遊軍記者が手伝っている程度だから、手が回らない。仕方のない部分もあるんです。

C:結局、「チャンシ」で終わっちゃいますからね。

B:チャンシ?

C:記者同士の隠語です。取材した内容や、取ったコメントをお互いにレクチャーして教えてもらった時は、「チャンシ」と御礼をいうのが慣習なんです。特オチしないよう、情報のすり合わせで記事を補い合う手法。

A:元々は相撲記者が、声が小さくて聞こえない力士のコメントを後で教えてもらった時に、「ごっつぁん」といっていたのが語源。これが「ごっちゃんす」、「チャンシ」に変化した。まァ確かにこれだと、同じ記事ばかりになりますね。

D:野球を盛り上げる意味でも、選手だけじゃなくて我々メディアも、もう少し「必死」にならないといけないのかもしれないね。

※週刊ポスト2014年2月21日号

トピックス

「高市外交」の舞台裏での仕掛けを紐解く(時事通信フォト)
《台湾代表との会談写真をSNSにアップ》高市早苗首相が仕掛けた中国・習近平主席のメンツを潰す“奇襲攻撃”の裏側 「台湾有事を看過するつもりはない」の姿勢を示す
週刊ポスト
文京区湯島のマッサージ店で12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕された(左・HPより)
《本物の“カサイ”学ばせます》12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕、湯島・違法マッサージ店の“実態”「(客は)40、50代くらいが多かった」「床にマットレス直置き」
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
3年間に合計約818万円のガソリン代を支出していた平口洋・法務大臣(写真/共同通信社)
高市内閣の法務大臣・平口洋氏が政治資金から3年間で“地球34周分のガソリン代”支出、平口事務所は「適正に処理しています」
週刊ポスト
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
NEWSポストセブン