芸能

水前寺清子 故・小林カツ代さんの「黒豆の思い出」を語る

「私と性格が似ていて、ズバズバと好き放題言うところもそっくり。本物の姉妹のようなつきあいでした」

 今年1月23日に多臓器不全のため亡くなった料理研究家・小林カツ代さん(享年76)のお別れの会が3月31日、都内のホテルで営まれた。

 ファッションデザイナー・コシノジュンコさん(74才)や小倉智昭(66才)など、生前親交のあった約400名が集まったなか、水前寺清子(68才)がカツ代さんとの思い出を本誌に語った。

「15年ほど前、テレビ番組で共演したのがきっかけでした。それから毎年暮れに、黒豆を持ってきてくれたんです。“私のはおいしいのよ!”って自信満々で。ふっくらしていて、見た目も味も素晴らしかった。カツ代さん自身が遊びに来られなくても、黒豆だけは送ってくれてたんです。それがもう、食べられないなんて…」

 そう話し、ふと献花台に目をやった水前寺。その視線の先には、満面の笑みを浮かべるカツ代さんの写真があった。

「カツ代さんはいつもニコニコしていて、元気な姿しか見たことがありませんでした。病気になったと聞いて、何度もお会いしたいとお願いしたのに、一度も会わせてもらえなかったの。きっと会いたくなかったのね…。負けず嫌いで、伏せっている姿なんか人に見せられないと思ってたんじゃないかしら。ケンタロウちゃんも、きっと同じなんでしょう」(前出・水前寺)

 2012年2月に首都高速道路でバイク事故を起こした、カツ代さんの息子の料理研究家・ケンタロウ(41才)。寝たきりの状態から奇跡的な回復を見せ、懸命なリハビリを続けているというが、この日も会場に姿を見せることはなかった。

「ケンタロウちゃんにも、やっぱり会わせてもらえないの。このお別れの会にも、来るのは無理だったんでしょうね。まだ具合がよくないんだと思います…」(前出・水前寺)

※女性セブン2014年4月17日号

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト