芸能

黒木瞳と君島十和子 娘をめぐる「十年戦争」が一応の決着

 3月29日の宝塚音楽学校の合格発表──君島十和子(47)が娘の合格に涙する姿が報じられ、大きな話題となった。ヅカファンとは縁遠い読者諸氏にとっては「へぇ~」という程度のことかもしれない。
 
 だが、最近女性の間では口を開けばこの話題になるという。しかも話の核は「娘の合格」ではなく、合格発表の場に「ある人物」の姿がなかったことだったというのだ。
 
 その人物とは、女優の黒木瞳(53)。実は君島と黒木は女性の中では知らぬ人はいない因縁のライバル。週刊誌やワイドショーでは風物詩のように取り沙汰され、大きな反響を呼んできた。2人の因縁は10年以上も前に遡る。
 
 宝塚の元トップスターで、子育てをしながら女優を続ける黒木と、元カリスマモデルで、世界的デザイナー・君島一郎氏の長男・誉幸氏の妻で自身のファッションブランドも手がける“セレブママ”の君島。2人はある時、娘を同じ名門バレエ教室に通わせる「習い事ママ」仲間となった。
 
「それ以前から2人は30~40代女性たちが憧れる両巨頭として、美容もファッションも、妻としても母としてもつねに比較されて注目されてきました。そこに娘のことが加わって、“ライバル”としてさらなる注目を浴びるようになった」(女性誌記者)
 
 そして2003年、娘たちのバレエ発表会をめぐって事件は起こった。上演演目の主演をどちらの娘が務めるかで激しい場外バトルが繰り広げられたのだ。
 
「『くるみ割り人形』を上演したのですが、2人とも娘を主役につけようと必死だった。割り当てのチケットを競うように買い、100万円単位のお金を使ったとも噂されたほど。結局、最終的に異例のダブルキャストになり、日替わり交代の主役だったが、これをきっかけに、2人は犬猿の仲になった」(黒木の知人)
 
 2人が娘をこの名門バレエ教室に通わせたのは、「どうしても娘を宝塚に入団させたい」という願いからだった。
 
 宝塚は競争率25倍前後の狭き門で、「東の東大、西の宝塚」といわれるほどの超難関。3月下旬に試験が行なわれ、約40人が合格となる。
 
 君島の長女は黒木の長女より1学年上。昨年も受験したが不合格だった。そして今年2度目の挑戦で合格。母娘は抱き合って涙した。だが、「本来なら、黒木さんの長女も今年受験するはずだった。しかし、通っていた学校で問題が起き、海外留学を余儀なくされ、今年受験できる環境ではなくなってしまった。少し時期をみて挑戦するのではないでしょうか」(前出・知人)。
 
 こうして2人の“10年戦争”は不戦勝ながら一応の決着をみた。
 
 しかし、今後黒木の娘が入団したらさらに熱い第2ラウンドが始まるのではないか……と女性たちはすでに噂話に花を咲かせている。

※週刊ポスト2014年4月25日号

関連記事

トピックス

趣里(左)の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊(右=Getty Images)
趣里の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊、父と娘の“絶妙な距離感” 周囲が気を揉む水谷監督映画での「初共演」への影響
週刊ポスト
日本復帰2戦目で初勝利を挙げたDeNAの藤浪晋太郎(時事通信フォト)
横浜DeNA・藤浪晋太郎を大事な局面で起用する三浦大輔監督のしたたかな戦略 相手ファンからブーイングを受ける“ヒール”がCSの行方を左右する
週刊ポスト
宮路拓馬・外務副大臣に“高額支出”の謎(時事通信フォト)
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24週分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張
週刊ポスト
15人の大家族「うるしやま家」(公式HPより)
《ビッグダディと何が違う?》フジが深夜23時に“大家族モノ”を異例の6週連続放送 今、15人大家族「うるしやま家」が人気の背景 
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
高校ゴルフ界の名門・沖学園(福岡県博多区)の男子寮で起きた寮長による寮生らへの暴力行為が明らかになった(左上・HPより)
《お前ら今日中に殺すからな》ゴルフの名門・沖学園「解雇寮長の暴力事案」被害生徒の保護者らが告発、写真に残された“蹴り、殴打、首絞め”の傷跡と「仕置き部屋」の存在
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田文雄が「闇将軍」になる亡国自民党ほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田文雄が「闇将軍」になる亡国自民党ほか
NEWSポストセブン