芸能

綾小路きみまろ 読者投稿の川柳交え春にピッタリの漫談披露

 オバサマたちに大人気の綾小路きみまろが、久々の登場。読者投稿の川柳にきみまろ作品も付け加え、春に相応しい漫談を披露する。

 * * *
 季節の移り変わりは早いものです。大雪があったと思ったら、桜になり、そして五月。

『五月』にはいろんな読み方があります。まずは『さつき』。

 私などはすぐ『五月みどり』さんを連想します。

 ヒット曲『おひまなら来てね』。

「冗談じゃないわよ! うちの亭主ときたら、一日中、家でゴロゴロ。おひまでも、来ないで! 近寄らないでったら!」

 特に定年後のご主人は奥様から爪弾きです。

『五月雨』で『さみだれ』。

『さぁ乱れ』と読んでしまい、生唾ゴックン!の私は変でしょうか?

『五月蠅い』で『うるさい』。

 五月に飛ぶ蠅はうるさいということですが、「それなら『五月蠅い』じゃなく『五月妻』で『うるさい』と読ませるべきだろう」。ご主人からの申し立てが。

「いや、うちの女房の場合は五月だけじゃなく『年中妻』で『うるさい』だな」

「何よ、勝手なことを言って、うるさいわね!」。奥様がたのお怒りの声が聞こえそうなので、本題に入ります。

 今回も読者投稿の川柳に私の作品も付け加え、誌上高座をお送りしたいと思います。

【妻の愚痴 消費税並み“さげ”はなし】

 政治も経済も、おまけに天気までもが不安定。安定しているのは奥様の体重だけです。

 ああ、それなのに消費税3%アップ。家庭の主婦だけじゃなく、若者も怒っています。

「アップだなんて消費税、チョーひでえ」と。

 物価は上がり、生理も上がり、血圧、血糖値は上がり、逆におっぱいは下がり、お尻も下がり、増えたのはシミ、しわ、コレステロール、中性脂肪、皮下脂肪で、減ったのは貯金とご主人の髪の毛ぐらいです。

 消費税3%アップも「たかだか105円が108円になるだけだ」という人もいますが、積み重ねになると大変な家計負担になります。

 加えて面倒なことも多いのです。たとえば手紙。残っていた80円切手にプラス2円切手が必要です。

 80円切手だけだと「2円切手を貼って!」と注意が。

 京都の人なら「何、言ってはる(貼る)!」と、ムッとするかもしれません。するとすぐ仲裁に入る人も。

「季節は五月、まだ、春(貼る)やから、ええやないの」

 京都弁をしゃべれない人なら、五月みどりさんの歌を歌うのもいいかもしれません。

『おひまなら~切手よネ~』

 夫婦の会話

妻「私、ネイルサロンに行ってきたのよ」

夫「何だ、その爪に描いてる花は?」

妻「お父さんの花よ」

夫「だから、何ていう花だ?」

妻「ボケの花!」

夫「どこへ行くんだ?」

妻「水泳教室。私、やせるのよ」

夫「ムダだ、やめろ」

妻「何で?」

夫「マグロを見てみろ。毎日泳いでるのにあの体だ」

※女性セブン2014年5月8・15日号

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン