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成功している女性起業家はピンチをチャンスの精神で克服する

 昨今女性の起業向け融資の利用件数が増えているという。2012年度は3226件で、前年比21%増だ。そして、起業に成功した女性たちにはある共通点があるのだという。1000人の起業家を支援してきたWWBジャパン代表の奥谷京子さんが感じる3つのポイントとは。

「顧客からのクレームや従業員とのトラブル、そして売り上げの波など、起業は楽しいことばかりではありません。そんな危機に、そのまま悪い結果になるか、よい方向へV字回復するかは社長の対処次第。成功している起業家は“ピンチはチャンス”の精神で切り抜けているかたが多いようです」(奥谷さん・以下「」内同)

 誰かがやって成功しているパターンを真似するのは簡単。だが、理念のない起業は共感が得られず、他の業者も成功を真似して参入してくるので価格競争に巻き込まれてしまうことも。

「ペット火葬や、地産地消の野菜レストランなど、自分で考え、作り出した仕事には、強い想いが込められ、リピーターやファンが定着します」

 どんなにいいアイディアを思いついても、実際に踏み出さなければそれは単なる夢物語で終わる。

「起業できるかどうかは、自分で期限を決め、えいっと船出するかしないか。その先はどっちにしても走りながら考えなくてはいけないのです」

“いつか起業”はいつなのか。まずは自らへのその問いかけから、“眠れる女力”を呼び覚まそう。勇気を出してはじめの一歩を踏み出したとき、あなたの起業が始まります。

※女性セブン2014年5月8・15日号

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