芸能

『はなまる』長寿の理由 細かい薬丸と大雑把な岡江のバランス

 今年3月に17年半の歴史に終止符を打った『はなまるマーケット』(TBS系)。庄司麻由里さん(52才)は、リポーター役である“はなまるアナ”として第2回の放送から最後まで出演し続けた。

 毎回、様々なテーマについての情報を紹介するはなまるアナだが、担当するテーマが決まるのが2週間前。リポーターの取材は1週間前にスタートする。

「30分の特集時間のうち、VTRは約17分。17分のために4日間、ロケや取材に出かけることも当たり前でした」(庄司さん、以下「」内同)

 放送当日は朝4時半起き。5時半に家を出て、6時にスタジオ入り。そこで打ち合わせやリハーサル、メイクをして8時半から本番。10時(番組開始当初は10時半)、番組の終了後は、30分の反省会へ。

「プロデューサー、ディレクター、司会、リポーターなど、その日の放送にかかわった全員15人ぐらいで行います。この時、薬丸さんはすごく反省されるんですよ。“あの説明でちゃんと視聴者のかたに伝わっただろうか”“ゲストへのあの質問は失礼じゃなかったか”。本当に細かく1つひとつ反省される。

 でも岡江さんは“仕方ないよ、もう言っちゃったんだし”と清々しいぐらいにあっけらかん。薬丸さんの細やかさと、岡江さんのいい意味でのアバウトさ。ふたりのバランスが素晴らしかった。番組が長く続いた要因のひとつに、あのおふたりの組み合わせがあったと思います」

 コーナータイトルにもなった『コレおいしい!』は薬丸の感想から生まれたものだった。

「紹介したレシピの料理を番組内に食べる機会が多くありましたが、薬丸さんはおいしくない時は絶対にほめない。ところが本当においしい時は“コレ、おいしい!”とつぶやくんです。視聴者のかたもわかっていて、薬丸さんのそのひと言が出た瞬間、“今のレシピ教えて!”と電話がジャンジャンかかってくる。

 はなまるで飛び出す本音は、視聴者のかたがたとダイレクトにつながっていて、いつも真剣勝負の番組でした。17年半を全うできて我ながらよくやったと思います。私の人生の自慢、誇りです」

※女性セブン2014年5月22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
「とにかく献金しなければと…」「ここに安倍首相が来ているかも」山上徹也被告の母親の証言に見られた“統一教会の色濃い影響”、本人は「時折、眉間にシワを寄せて…」【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン