ホントにそんなことができるのか。
「ホントですって。トーナメントでもたまに二日酔いのときがあるんですわ。ほとんど“酔拳”状態のときもあるくらい。そんな時でも午前中は何とか頑張っていると、午後には普通にゴルフができるようにはなります。でも、二日酔いはゴルフの大敵。翌日がゴルフの晩は深酒しないのが一番ですよ。ゴルフ場はトイレが少ないし、それも困りますよね」
ゴルフでは、二日酔いで余計な力みが消えるなどといった話も耳にするが、あくまで俗説の域を出ない。実際、平塚プロ自身も、深酒が祟ったラウンドもあったという。
「スタートホールでティアップしたところ、ズボンの前のチャックが開きっぱなしになっていて、ギャラリーの囁き声が聞こえてきたことがある。仕切り直ししてチャックを閉めるのもカッコ悪いし、もうエエわと思って打ったことが、何度かあります。ボールはラフでした(笑い)」
あまりに酷い時には、急いで酔いを醒まそうと高圧酸素カプセルを使ったこともあるそうだが、「効果はよく分かりませんでした」とのこと。
「まァ、とはいえ夜はゴルフのことは忘れてパーッとやる、というのが僕の信条なので、悪習は変えられないんですけどね」
悪びれずに平塚プロは笑うのだった。
※週刊ポスト2014年5月30日号