芸能

江角マキコのママ友いじめ騒動 反論出るも江角への同情論も

 ママ芸能人の一言がきっかけで、女性誌やワイドショーで大論争が起きている。江角マキコ(47)が告白した「ママ友からのいじめ」に同級生の母たちが猛反論し、悪口の応酬が始まったのだ。

<いじめがあったとするならば、(略)彼女は被害者というよりも加害者>

<いま通っている学校が嫌なのであれば、なぜ2年前に下の息子さんを同じ学校に受験させたのか>

 父親たちの想像をはるかに超えるママ同士のバトルはなぜこうも過熱するのか──。

 同じ学校に子供を通わせる保護者に取材すると、母親たちは「江角さんの件は話したくない。学校のイメージが悪くなる」と言いながら、次第に熱を帯びてきた。

「あんなことをブログで発表するなんて非常識すぎる。身内の恥をさらすような……。周囲のママ友に喧嘩を売っているとしか思えない」

「江角さんは全部自分で仕切らないと気が済まないタイプで、自分こそが正義の味方だと思い込んでいる。PTAに最後にやってきては決まりかけたことをひっくり返すんです」

 一方で、江角に同情的な母親もいた。

「確かにリーダー格のママが江角さん嫌いで、食事会も彼女にだけ声をかけなかったりしていた」

「江角さんの下のお子さんが、受験したことを持ち出すのはなんかヒドい。個人情報でしょう?」

 ある学校関係者は、こんな内部事情を口にする。

「この学年には有名人の子が多く、派閥争いみたいなことがあって、もう1人の有名人ママと江角さんの対立も激しかった。幼稚園の頃からもめごとが多かったんです。モンペ(モンスターペアレンツ)同士の争いに多くの母親は迷惑していました」

『ママの世界はいつも戦争』の著者でノンフィクション作家の杉浦由美子氏はこう語る。

「女性の世界というのは『目立ってはいけない』というのが基本なんです。とくにママ友の世界には歴然としたカーストがあって、それは夫の職業や収入、自身の実家や着ている服などで決まります。そのカーストを飛び越えるような行動を取ると、いじめの対象になってしまうことがある。

 江角さんの子供が通う有名私立は裕福な家庭が多いですが、名門校のお母さんは意外に地味ですね。たとえば『黒や紺で地味だけど高そう』というのが服装の基本です。江角さんのように背が高く、意見をハッキリ言う人はどうしても目立ってしまうのでしょう」

 幼稚園、小学校とママ友関係は長期にわたる。母親たちが「出る杭は打たれる。いつもヒヤヒヤしています」と怯えるママ友の世界。男たちには理解しがたいが、「そうしたストレスが子供の教育に影響することも珍しくない」(杉浦氏)という。

※週刊ポスト2014年8月29日号

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン