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2014.09.05 16:00  週刊ポスト

高齢者が仕事についているか否かは健康問題に直結すると医師

 僕が40年にわたって続けてきた健康づくり運動でもそれは実証されている。健康で長寿を保つのに最も影響を与えているのは、就業だった。高齢者が仕事についているか、いないかということは健康問題にも直結しているのだ。だから上田さんのいう「今日、行く」場所があることはとても大事だと僕も思う。

 さらに上田さんは新しい働き方をも提案してきた。会社で定年退職者が2人出たら、まず若い人を1人雇う。もう1人分は、高齢者2人でワークシェアリングしてもらう。1人、週3日ずつの労働で、休みたいときには2人で調整し合い、仕事には穴を空けないようにする。この働き方で月収は8万~10万円程度になる。年金と合わせれば、そこそこ楽しみながら生活をしていける。

「目指すのは資本主義ではなく、人本主義なんです。一番は社員、次にお客さん、そして株主の順で大事にしています」上田さんはそう定義する。

「高齢社」では、午後4時以降になると、お客さんにビールをふるまっている。お客さんと一緒なら社員も飲んでいい決まりだ。その大らかな決まりのおかげか、お客さんも4時以降に来る人が増えたとか。週3日働いてビールを飲んで帰って行く社員はとても幸せだと思う。

※週刊ポスト2014年9月12日号

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