ライフ

宅配便 配達状況を最も把握してる人と遅配発生する理由とは

 食品や生活用品などの受け渡しで、日常的に利用されている宅配便。2012年度の配達便取扱個数は、35億2600万個(国土交通省調べ)で、5年前と比べて9.1%増。これは毎日約970万個もの荷物が全国を飛び交っている計算となる。そして、そこにはトラブルが多発するわけだが、特に多いのが遅配だ。39才の主婦は怒りをぶつける。

「指定の時間から2時間過ぎても荷物が来ず、電話すると、“配達中です”と。さらに1時間経っても来ないのでまた連絡をすると、“明日配送します”と言われてあ然! そのうち、今度は“実は積み忘れた”と言いだした。子供の誕生日プレゼントのため、どうしても今日中に必要で、営業所に取りに行くと言ったら、実は紛失していた。嘘をつくなんて、最低!」

 こうした遅配がなぜ起こるのか、自らも宅配業に27年間従事した経験がある、宅配専門家である岡田知也さんが説明する。

「大前提として、時間指定を外れることは、あってはならないこと。ですが、荷物が定量ではないことや、道の交通事情で、意図せずしてずれ込むことがあるのは事実です」

 その場合、荷物がどこにあるかといった状況確認は、配達先のエリアを担当する配送ドライバーが最も正確に把握していると岡田さん。

「ヤマト運輸の場合は、公式ホームページで配送ドライバーの携帯まで検索できるシステムもあります」(岡田さん)

 エリア担当制になっている配送ドライバーは、利用者の住んでいる地域で固定される。相性が悪かったり、態度が悪い配送ドライバーが担当となると、イライラが募ることに。40代の会社員はこう話す。

「うちのマンションは、宅配ボックスから発送もできる。それには必要な専用の送り状を使うことになるのですが、何度、宅配業者に頼んでも持ってこないんです。数か月に1度は連絡をし続けて、ついに2年半! たまりかねて、マンションの管理会社経由でクレームをいれると、ようやく郵便受けの前に黙って束にして置いていった。腹立つわ~」

※女性セブン2014年10月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン