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最近モテるアラフィフ男 哀愁漂う背中に母性本能くすぐられ

 テレビ東京・大江麻理子アナ(35才)も女優・仲間由紀恵(34才)がアラフィフ男性と結婚したのは記憶に新しい。夫の背中を見て、「枯れてきたわね~仕方ないか」などと思っていたら大間違い! その哀愁に魅力を感じる女性が増加中なのだという。

「経済力があるとかおしゃれなお店を知っているというのではなく、ガツガツしていない脱力感に安心できる」とM子さん(34才)は強く言う。

「若い男って何回かデートするとすぐにセックスしようとするけど、アラフィフはそういうことはしないし、できない。仕事で知り合った51才の男性は聞き上手で気になる存在でした。ある時、居酒屋で盛り上がって終電を乗り過ごしてしまったんです。彼は『居酒屋で始発まで飲んで過ごすような年じゃないから』とシティホテルをスマホでさっと予約。

 な~んだ結局セックスするのかと思ったら、『おじさんだから飲むとできないんだよ』と何もせず、ただ朝まで私の仕事の悩みを聞いてくれました。ベッドの上でやさしく抱きしめてくれて、愚痴る私の頭を『かわいいね』とそっと撫でてくれて。すごく癒されました」

 やすらぎを感じることで、自身の気持ちもやさしくなるのか、派遣社員のK美さん(35才)は、「哀愁漂う背中を見ると母性本能が刺激される」のだとか。

「女友達とよく行く焼き鳥屋のカウンターで、隣に座ったおじさんたちとたまに話します。『取引先に文句言われちゃってまいったよ』とか『家に帰っても女房と子供はもう寝ちゃってるし、もうおれの居場所はないんだよ~』とか愚痴っぽいことを話しながら、私たちにサワーを1杯ご馳走してくれるんです。少しくたびれたスーツを着てたばこを吸う姿を見ていると、なぜだかキュンとして抱きしめたくなってしまいます」

 同じアラフィフ男でもバブル時代を思わせるようなギラギラした“ちょいワルオヤジ”ではなく“枯れた熟年男性”を好む「枯れ専」女性は確実に増えている。『カレセン』(アスペクト刊)企画者の白畠かおりさんは自身も枯れ専だ。

「50才前後になると多くの男性は腰を落ち着けて地道に仕事をしています。経済力は人によってさまざまですが、定年後にどうしようかなどと身の振り方を考える時期でもある。また彼らはそれまでの人生経験から、“欲の処理の仕方”を知っています。お金や女に興味がないわけじゃないし、まだそういう勝負の土俵から降りていない。けれど、無理に深追いしないし依存しない。身の丈を知り、少し陰がでてきているところがいいんです」(白畠さん)
 
※女性セブン2014年10月16日号

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