国内

安倍首相 松島氏追及の蓮舫氏に「うちにもあんなの欲しい」

 安倍晋三首相に「女難の相」が出ている。「女性が輝く社会」を掲げて内閣改造で5人の女性閣僚を起用したまでは良かったが、その目玉大臣たちに相次いで不祥事が持ち上がっている。

 その中の一人が赤いストールの松島みどり法相。選挙区で似顔絵入りうちわを配り、国会で公職選挙法違反だと追及されると「これは討議資料だ」と言い逃れ、さらに批判を「雑音」といってのけて自らうちわで火を煽った。

 自民党の法務部会長を経験したベテラン議員は、「公選法上、完全にアウト」とこう語る。

「うちわの配布は告発されたら疑惑ではなく刑事事件になるケース。法に厳格に向かい合わなくてはいけない法務大臣なのだから辞任は避けられない。もし、安倍首相が不問にすれば全議員がわれもわれもと地元でうちわを配り始めて収拾がつかなくなる」

 それに加えて松島氏は都内に自宅を持つ議員には入居が認められていない議員宿舎に「特例」で住んでいた問題が発覚した。理由は「私は警護対象なのでマンションの方に迷惑になる」というものだが、都内の自宅マンションから通った大臣は数多くいる。大臣特権をひけらかしたかっただけだろう。

 安倍首相は国会で松島疑惑を舌鋒鋭く追及した民主党の蓮舫議員のことを、思わず「うちにもあんなのが欲しいよな」と漏らしたというから、さすがにこんな人物を大臣に起用した自分に見る目がなかったと感じているらしい。

※週刊ポスト2014年10月31日号

関連キーワード

トピックス

永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン