──さて、話は変わって、今度は相撲の話をうかがいます。今もっとも注目を浴びている力士といえば、やはりモンゴル出身の逸ノ城関だと思うのですが、どうでしょうか?
高須:どんどん進化しているからね。今年は本当に大化けしそうな気がするなあ。モンゴル人力士は確かに強いけど、母国ではエリートっていう力士が多いんだよ。でも、逸ノ城は遊牧民の出身だからね。子供の頃から、野生の中で危険に身を置いて育ってるから、体も強いし精神も強い。「眠れるだけで幸せです」「殺されないだけ幸せです」っていう気持ちの持ち主だから(笑い)。
──ハングリー精神も強いと聞きます。
高須:元々貧しい生活だったみたいで、日本で生活できているということに、すごく感謝しているみたいだね。まあ、北の湖とか大鵬とか、昔の大横綱はやっぱりハングリーな人が多かったもんね。だから、逸ノ城は本当に強くなると思う。
──高須院長がタニマチをしている勢関はいかがですか?
高須:寿司屋の息子だから、まったくハングリーじゃない(笑い)。ゴルフとカラオケもうまいし、逸ノ城とは正反対だよ(笑い)。まあでも、あんなに気のいい男はいないから、本当に頑張ってほしいね。
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日中の軍事衝突という少々物騒な予測をした高須院長。できることなら、そういった事態は避けるべきだろうが、中国が好戦的な態度で動いているのも事実。日本国民としても、“もしや”があるかもしれないと、覚悟しておく必要があるかもしれない。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)など。最新刊は『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。