芸能

幕末好き女性「氷上で血を流す羽生結弦は現代の志士」と語る

 新しくスタートしたNHK大河ドラマ『花燃ゆ』は幕末が舞台。吉田松陰を伊勢谷友介が演じるほか、注目のイケメン俳優が幕末の志士を演じる。現在そんな幕末の時代に心惹かれる女性が増えているという。

 小学生で幕末志士にハマった歴女・本誌記者Sと時代劇研究家のペリー荻野さんが、土方歳三、沖田総司ら幕末志士の名シーンをひも解きながら幕末愛について語り合った。

 * * *
S記者:私は小学6年生で司馬遼太郎の『新選組血風録』を読んで以来の沖田総司ファン。剣が強いのに、労咳(ろうがい)で早世するという強さと儚さのギャップにときめくんです…。

ペリー荻野:新選組は鉄板ですね。入隊したら死と隣り合わせの隊務が待っていて、粛清も過酷で辞められない。今でいうブラック企業ですよ(笑い)。傾いた幕府を必死で守る“滅びの美学”もたまらない。沖田の喀血もそうだけど、若い男が血を流す姿ってゾクッとするんですよ。

S記者:わかるわ~。フィギュアスケートの羽生結弦クンが氷上で血を流したときも心配しながらもドキドキしたっけ。羽生クンはまさに現代の志士。己の信念のために戦う姿にキュンとくる。高杉晋作も労咳だった。『龍馬伝』では血を吐いていましたね。

ペリー荻野:高杉は萌えの結晶ですよ。頭が良くて、行動力があって、剣も強い。三味線を弾いて唄っちゃうところは、今でいう“バンドマン”。モテの要素がもりだくさん!

S記者:土方も俳句を詠んでましたし、趣味人だと萌えポイント上がりますよね。最近は、ゲームやアニメをきっかけに幕末好きになる女子が増えていて、『薄桜鬼(はくおうき)』って乙女ゲームがものすごい人気なんです。

ペリー荻野:舞台にもなって話題ですよね。

S記者:主人公の女の子が男装して、新選組の中で生き、隊士と恋に落ちて行くんですが、これがかなり萌える!!

ペリー荻野:やっぱり血を流してるの?

S記者:もちろん(笑い)。総合プロデューサーの藤澤経清さんによると、信念のために戦いながらも主人公を守ってくれる“男の背中”が描かれている。そこが人気の秘密なんですって。

ペリー荻野:最近、俺についてこい男子がいないから新鮮なのかも。

※女性セブン2015年1月22日号

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン