芸能

別れた女も悪口言わない 「イケメン性悪説」を覆す谷原章介

 2007年に結婚した妻・A子さん(37才)が現在第6子を妊娠中であることが明らかになった谷原章介(42才)。子供たちのためにミシンで幼稚園バッグを作ったり、運動会などのイベントでは一眼レフカメラを手に写真を撮りまくったりなど、イクメンとしての地位を確固たるものにしているが、かつてはそのルックスゆえに苦労も多かったという。

「周りの人がうらやむほどハンサムだったことが災いして、“おまえはどうせモテるから”と敬遠され、人と一定の距離を保つような思春期を過ごしたそうです。ファッション業界を志してデザインの勉強をしていた時に“モデルをやってみないか”と誘われたのがきっかけで芸能活動を始めましたが、モデルとしては芽が出ず。その頃の自身を思い返して“二流“と称するほど」(芸能関係者)

 その後役者の道を歩み始めた谷原だったが、やはり“ハンサム呪縛”からは逃れられず、主人公の恋敵といった役ばかり。それでも、地道に俳優としてのキャリアを重ねた谷原は、2004年のドラマ『プライド』(フジテレビ系)で、木村拓哉(42才)の恋のライバルに抜擢された。ある雑誌の対談で、彼は当時をこう振り返っていた。

《恋ガタキ界の一つの頂点に登ったなと自分で勝手に思ったんですよ。ちょっと極めた感があって、うれしかったですね》

 そんなふうにポジティブシンキングにシフトした谷原にとって、運命の出会いとなったのが、2008年公開の映画『ハンサムスーツ』。ドランクドラゴン・塚地武雅(43才)演じるブサイクな男が、特殊なスーツを着てハンサムになる物語で、谷原は変身した後の姿を演じた。

《あれも結局、外見ではなくて自分自身の内面から光り輝くことが大事だみたいなことで終わるじゃないですか。ぼくの側は否定されて終わるわけです》

 前出の対談でそう話した谷原。ただ単に顔がよくても、それだけでは意味がないという戒めを身をもって痛感したのだ。それゆえか、谷原は、“イケメンは性格が悪い”という通説(?)を、覆していく。

「谷原さんは、“どうしてそんなにいい人なの”って思ってしまうほど、すごくデキた男性。例えば『王様のブランチ』の現場では、あんなにたくさんいるブラン娘たちの誕生日をちゃんと覚えていて素敵なプレゼントを贈っているそうですし、彼と別れた女性もみんな、悪口ひとつ言わないどころか、未練さえ募らせるほどです」(前出・芸能関係者)

 A子さんとの結婚が公になったときの対応は、さらに彼の株を上げた。A子さんには、前夫・いしだ壱成(40才)との間にできた3才になる男の子がいた。

「谷原さんとの結婚が報じられたとき、A子さんはすでに妊娠2か月でした。いしださんの前妻とできちゃった結婚ともなれば、かなりスキャンダラスな話題です。ところが谷原さんは、A子さんの妊娠発覚から彼女の両親への挨拶の内幕などを、会見で報道陣に包み隠さず語ったんです。あまりに素直な、それでいて幸せそうな話しぶりには賞賛の声が上がりました」(ワイドショー関係者)

※女性セブン2015年1月29日号

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