「イケメン男性から声をかけられてドキッとしました」と古瀬さん
――焼酎アドバイザーの資格を取るほど昔からお酒はずいぶん好きだとか。それも太る原因では?
古瀬:子供の授乳期も終わって、またお酒を飲み始めましたからね。もっとも、お酒を飲むときには炭水化物を食べないよう死守しているので、そこは太る理由にはならないと自分に言い聞かせています(苦笑)。ブランクが長かったので、飲む量はだいぶ減りましたよ。
――山形時代も含めてお酒はどれくらい飲んでいたんですか?
古瀬:おそらく一升近くは飲んでいたと思います。実家に帰ると父と深酒することもあるので、古瀬家のDNAでしょうね。
お酒の中でもやっぱり焼酎が一番好き。その理由は、いろんなお酒を飲んだ結果、次の日に一番残らないのが焼酎だったから(笑い)。飲み方は、水やお湯、ソーダ割りでももちろん美味しいのですが、やっぱり焼酎の味が分かるのはロック。いつも好きな麦焼酎をロックで飲んでいます。
あまり飲めない人には、よくお寿司屋さんに置いてある『鳥飼』(熊本/米)という焼酎はオススメですよ。日本酒が好きな人なら大吟醸に似ているフルーティーな感じです。
――さすがアドバイザー。今後、お酒や居酒屋を紹介する番組への出演も増えそうですね。
古瀬:酒屋や酒蔵を巡ったり、飲み放題のオトクな店を探したりする取材もとても楽しいなと思います。趣味を仕事にできるって最高ですよね。私、お酒のあるところならどこでも駆けつけます!
――そこまで飲兵衛なら、思い出したくないお酒の失敗談もあるのでは?
古瀬:20代後半に番組のプロデューサーと土佐料理店で栗焼酎をたらふく飲んだ時が一番ヒドかったですね。店では平気だったのですが、タクシーに乗り込んだら急に気持ち悪くなって外でゲーゲー。プロデューサーに介抱させてしまいました。
――プロデューサーとしては、こんな現場を週刊誌に見つかったらまた騒がれるとヒヤヒヤだったのではないですか?
古瀬:そういうときに限って見つからないものなんです(笑い)。でも、翌朝目が覚めたら、いつもは脱ぎ散らかしている服がハンガーにきれいにかけられ、私は素っ裸で寝ていたんです。「もしかして、何かされたかも……」と、一緒に飲んでいた男友達に電話をしたら、「マンションの前まで送っていったら、いつも通りシャキッとした足取りで入っていったよ」って。おそらくすべて自分でやったんでしょうね(苦笑)。
――男性と飲んで一夜限りの恋に陥った経験はありますか?
古瀬:たいがいの男性は私よりお酒が弱いので、残念ながらそういう状況になったことは一度もありません! あっ、でもこの前仕事帰りに女性マネジャーと飲んで千鳥足で終電間際の電車に乗り込んだら、年下であろうイケメン男性から「大丈夫ですか?」と声をかけられて一瞬ドキッとしました。独身時代だったら一緒に飲みに行くのも有りでしたが、夫を愛しているので、「全然大丈夫じゃないけど、サヨナラ……」とそそくさとその場を去りました(笑い)。
――“昼顔妻”的な不倫願望はないですか?
古瀬:もちろんありませんよ!! でも、普通に暮らしていると男性の視線を意識せずに女性を忘れてしまうこともしばしば。だから、昼顔的なことまでならなくても、夫ではない誰かにキレイとかカワイイと言われるよう、常に女性として磨きをかける努力は必要だと思います。そして、いつまでも色気のあるアナウンサーを目指したいです。
――カッコイイ旦那さんがさらに磨きをかけて外で浮気をしたらどうしますか?
古瀬:絶対私にバレないという自信があるならいいです。その代わり、私が1ミリでも疑いを持ったらアウト!
●古瀬絵理(ふるせ・えり)/1978年生まれ、山形県出身。2000年にNHK山形放送局の契約キャスターとして入局。2004年からはフリーアナとしてアウトドアや旅番組などにも出演。私生活では2011年に一般男性と結婚。翌年に男児を出産して子育てにも奮闘中。
●撮影/渡辺利博