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LGBT恋活パーティー 参加者が打ち明けた「それぞれの事情」

2015.05.09 16:00

 いま日本では、13人に1人はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)をは

 いま日本では、13人に1人はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)をはじめとする性的マイノリティである(電通調べ)。今年3月には、同性カップルに対して「結婚に相当する関係」と認める「パートナーシップ証明書」を発行する条例が、東京都渋谷区で成立した。

 LGBTの認知度は高まる一方で、少数者の苦労や悩みは尽きないようだ。その一つが“出会い”。今回、LGBTの恋活パーティーを取材し、彼らの本音を聞いた。

 * * *
 東京・池袋。ここでLGBTのための恋活パーティーが開かれている。レズビアンのためのパーティーもあるが、我々が訪れた日はゲイのパーティー。このパーティーは昨年から始まり、今や東京のみならず全国各地で開催されている。どんなパーティーなのか? 趣旨や流れを、主催者である「LGBTパートナーズ」の代表・樽井良和氏に伺った。元国会議員である樽井氏。その経験が「LGBTパートナーズ」の立ち上げを後押ししたという。

「『LGBTパートナーズ』は私が経営する会社の一つのチームです。今までオタクに出会いの場を提供する“オタク婚活”の『アイムシングル』や、65歳以上の女性のみを雇用する『おばあちゃんの定食屋』を立ち上げるなど、必要とされているのに社会にはまだないソリューションサービスを積極的に手掛けてきました。そして昨年から始めたのがLGBTの方のためのパーティーなんです。

 以前、私は政治家をしていて、日本の問題点をたくさん見てきました。日本にはまだまだ、少数者への配慮や理解が制度的にも感情的にも十分でないところがあります。テレビなどでは、“オネエ系”といわれるタレントさんが大活躍されていますが、ああいう方はLGBTのごく一部であって、とりわけ硬い仕事をしている方などはカミングアウトできないと悩んでいらっしゃる。そこで、LGBTの方同士のまじめな出会いの場を作ろうと考えました。

 LGBTの方に限らず、人生において恋愛はとても大事なものですし、あらゆるモチベーションやエネルギーの基となっています。恋愛が多い方が人生も社会も活性化されると、私は思っているんですね」

 樽井氏が言う“まじめな出会いの場”――このパーティーは、ネットではなく実際に顔を突き合わせて出会う場であり、アルコール抜きに落ち着いて語り合う場だ。参加者にはHIV検査を推奨するなどの意識付けも行っている。

 パーティーの流れをざっと説明しよう。男女の一般的な恋活パーティーと似ていて、最初にプロフィールカードを記入する。次に、そのプロフィールを持って、3~5分で自己紹介を行う。その後はフリータイムがあり、カップルになりたい相手がいた場合は投票カードに記入してスタッフに渡す。最後にカップルの発表がある。全体で約2時間。パーティーの間はジュースや軽食が自由に飲食できる。

 初めに記入するプロフィールカードには、年齢や職業、血液型、趣味や好きなタイプなどの基本情報のほか、ゲイならではの記入事項があるという。

「『タチ』(攻め)か『ネコ』(受け)かの記入欄ですね。パーティーを始めるにあたって、この項目は絶対に入れてほしいという声が多くありました。見た目では判断が難しいのだそうです。ただし、「タチ」といっても、程度が様々なようで、積極的なタチもいれば、相手によってはネコにもなるタチ、もいらっしゃる。ですから『1~10』の度合いで示していただくようにしています。

 もう一つ、参加者の方が重要だと仰るのは、一人暮らしかどうかの項目ですね。同性同士だとホテルに入りにくいとか、家族にカミングアウトしてないから家では会えないといった事情が、やはりあるようです」

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