ビジネス

今でも魅力的なシャープ製品 お茶メーカーにふとん掃除機も

ふとん専用掃除機「Cornet(コロネ)」でレイコップに対抗か

 度重なる業績悪化で深刻な経営危機に陥っているシャープ。かつて飛ぶ鳥を落とす勢いで増産していた液晶テレビも、今では主に高精細パネルを他社に外販して稼ぐ「部品メーカー」に成り下がっている。

 だが、シャープの長い歴史を紐解けば、創業者の早川徳次氏が「他社に真似される商品をつくれ」と号令をかけ、オンリーワンの製品づくりに心血を注いできたメーカーだった。

 シャープペンシルの開発をはじめ、鉱石ラジオ受像機、白黒テレビ、ターンテーブル式の家庭用電子レンジ、電卓(電子式卓上計算機)……、国産第一号となる斬新な商品を次々と生み出してきた。

 もちろん、現在でも規模は小さいものの、消費者向けの白物家電で健闘している製品はある。そこで、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏に、最近魅力的なシャープ製品6機種を挙げてもらった。

●お茶メーカー「ヘルシオお茶プレッソ」(実勢価格/2万7800円)
 お茶をすりつぶして「粉茶」を作り、健康食品として注目されている茶葉の栄養素を丸ごと摂取できるのが魅力のお茶専用メーカー。コーヒーや紅茶ではなく、「緑茶」(もちろん紅茶や緑茶を挽くこともできる)に着目したオンリーワン製品。

●スロージューサー「ヘルシオジュースプレッソ」(実勢価格/3万円)
 健康に配慮した“コールドプレスジュース”だけでなく、新たに冷凍した果物や野菜で「フローズンデザート」や「フローズンサラダ」を作れるスロージューサー。健康に配慮した「ヘルシオ」ブランド製品として高い人気を誇っている。

●デジタルコードレスファクス「Fappy(ファッピィ) UX-AF90CL/CW」(実勢価格/2万2300円~3万1600円)
 未登録の電話番号に自動応答メッセージを流し、さらに自動録音を行うなどによって年々被害が拡大する“振り込め詐欺”への対策を実施してくれるコードレスファクス機。「自動聞いてから応答」や「あんしんLED」「自動通話録音」など、振り込め詐欺対策に役立つ7つの機能を搭載している。

●天井設置型プラズマクラスターイオン発生機「IG-GTA20」(実勢価格/1万4700円)
 トイレのE26口金(一般的な電球用ブラケット)に設置するだけで、プラズマクラスターイオンによってトイレ内の除菌・消臭をしてくれるLED照明内蔵イオン発生器。人感センサーによって照明を自動的にオン・オフしてくれるので、電源を取れない、取りにくいトイレなどの場所でも使えるというのが画期的なポイント。

●プラズマクラスター除湿機「CV-EF120」(実勢価格/4万7700円)
 衣類乾燥機能を強化したモデルが人気を博している中で、それに加えてプラズマクラスターイオンとHEPAフィルターによる空気清浄機能というオンリーワン機能を備えた除湿機。花粉症やPM2.5などの影響で「部屋干し」をせざるを得ない人にとって強い味方になっている。

関連キーワード

トピックス

山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
「とにかく献金しなければと…」「ここに安倍首相が来ているかも」山上徹也被告の母親の証言に見られた“統一教会の色濃い影響”、本人は「時折、眉間にシワを寄せて…」【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン