芸能

松田優作の元妻、作家・松田美智子が明かす「本当の長女の今」

元妻が語る松田優作さんの“本当の長女”

《名優の故松田優作さん(享年40)の長女が、6月にCDデビューする》。先日そんなニュースが話題になった。母は松田美由紀(53才)、松田龍平(32才)と松田翔太(29才)を兄に持つ“長女”とは、エレクトロニックユニット「Young Juvenile Youth」のボーカル・Yuki(年齢非公表)。高校時代に3年間カナダに留学し、友人の影響で作詞や音楽制作を開始。その後、アメリカで2年間、音楽や芸術を学んだ。

 このニュースを巡って、「間違っている」との声が上がっている。

「優作さんの“長女”はYukiさんじゃありません。優作さんの“長女”は、美由紀さんの前の奥さんとの間に生まれた娘さんのことですよ」(ワイドショー関係者)

 優作さんの最初の結婚は1975年9月。当時同じ劇団で活動していた、作家の松田美智子さん(65才)と約4年の同棲を経てゴールインした。そして翌1976年に長女が生まれた。

「でも1979年のドラマ『探偵物語』で、優作さんと美由紀さんが出会って激しい恋に落ちてしまったんです。しかも当時美由紀さんは18才の未成年で…。結局優作さんと美智子さんは、1981年12月に離婚し、その後優作さんは美由紀さんと再婚したんです」(前出・ワイドショー関係者)

 優作さんの“長女CDデビュー”というニュースを美智子さんはどう見ているのか話を聞いた。

「優作の長女は正確にいえばYukiさんじゃありませんよね。優作にとっての長女は私の娘で、Yukiさんは次女でしょう。ただ彼女(美由紀)と築いた家庭では長女になるでしょうから、そういった意味での“長女”という表現ならわかりますが」

 そう話す美智子さんは、“長女”についてこう続けた。

「優作が亡くなったのは、娘が中学に進学した年でした。娘は両親が別れることになった経緯を、テレビや週刊誌で知ることになって、複雑な感情を抱いたと思います。私は娘に父親を嫌いになってほしくなくて、“あなたのことをものすごく愛してくれた”“養育費も払ってくれた”などと話しましたが、“そんなことは当たり前でしょう”とむしろ反発していましたね。とにかく“松田優作の娘”だっていうことを知られたくないっていう思いがすごく強かったんです。

 その後娘は、芸能界とは全く関係ない世界で生きることを選択し、社会人として生きてきました。すでに結婚し、子供にも恵まれました。そのことは優作の墓前にも報告しています。きっと優作は祝福してくれていると思います」

 優作さんの2人の娘は、今それぞれの道を歩き始めている。

※女性セブン2015年6月4日号

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン