国内

マック赤坂改めマクド赤坂氏 大阪市長選は羽柴氏の弔い合戦

マック赤坂からマクド赤坂に改名して大阪市長選へ

 橋下徹・大阪市長の住民投票敗戦と政界引退表明を受け、あの日本一有名な泡沫候補(失礼!)が早くも動き出した。
 
「10度、20度、30度! スマイル!」──口角を上げてスマイルを呼び掛ける“爆笑政見放送”で知られるスマイル党党首のマック赤坂氏が、年内に予定される大阪市長選への出馬をツイッターで表明したのだ。
 
〈大阪市長選に出ます!〉
 
〈一万票で大阪都構想が否定された! これはマック出ろという神の思し召しだ!〉とハイテンションなつぶやきを連発している。
 
「泡沫候補」と書いてしまったが、そう決めつけるのは早計だ。マック氏は昨年の大阪市長選にも出馬し、1万8618票を獲得した。本人はやる気マンマンだ。
 
〈前回の大阪市長選でできなかったこと マック赤坂をマクド赤坂にすること!〉と改名まで宣言。「マクドナルド」の略称は関東では「マック」だが関西では「マクド」という。もう心は大阪人なのか。
 
“お笑い100万票”の地だから“まさか”もあり得る。マック氏を直撃した。
 
「これは4月に亡くなった政治活動家の羽柴誠三秀吉さんの弔い合戦でもある。泡沫候補という言葉は好きではないが、23回も出馬された彼の姿勢には、単なる金持ちの道楽ではない情熱を感じていました。
 
 それに私は大阪都構想にかねてから反対でした。二重行政の圧縮が目的なのに、特別区を複数作るとコストの無駄が生まれる。それでは本末転倒です。橋下市長の敗北はまさに天啓です。戦争に突き進む思想を持つ安倍政権、橋下市長にNOを突きつけるのは共産党など左派だけじゃない。スマイル党がある。スマイルに右や左はありません」
 
 マック氏、いやマクド氏の公約はどんなものなのか。
 
「吉本興業を市営化し、大阪のお笑い文化をもっと世界に向けて発信します。まずは3~5%の資本参加を目指す。吉本芸人より面白いと定評のある私に任せてほしい。他には大阪市立大学を『大阪スマイル大学』に、大阪中心部の北浜駅をスマイル駅に改名する。また、道頓堀で徹底的なボーリング作業を行なって温泉を掘り当て、温泉施設を観光スポットとしたい。
 
 選挙では、羽柴さんの奥様から兜をお借りして、大阪城を本拠に演説を展開したい。スマイル革命は大阪も世界も救います!」
 
 とすると、「マクド赤坂秀吉」になるのかも。“夢のまた夢”で終わらぬよう注目してます。

※週刊ポスト2015年6月5日号

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン