ライフ

日本では梅雨は運気を落としやすいタイミングだと風水専門家

 水のよどみや湿気を防ぐことで、運気の停滞を避けることができると語るのは、ユミリーこと風水建築デザイナーの直居由美里さん。今回は、梅雨と風水の関係に関して教えてもらいました。

 * * *
 風水は読んで字のごとく、風と水を重視します。人類の歴史をひもとくと、古代四大文明(メソポタミア、エジプト、インダス、中国)はすべて大河のほとりで生まれたことがわかります。

 この時代の物流の中心は河川を行き交う船でしたから、農作物の運搬に便利な川のほとりの立地を押さえた人が財を成しました。そして、中国の伝統的な風水では、水を使って財運を高める方法が工夫されてきました。

 しかし、すべての水が開運につながるわけではありません。よどんだ水は財運に大きくマイナスで、家運が大きく傾いていきます。

 日本は島国で湿気の多い国です。気候風土の異なる中国の風水をそのまま使うわけにはいきません。中国大陸で梅雨があるのは南部の一部の地域だけで、国土の半分近くは乾燥地帯です。

 日本の農業にとって、梅雨は水を蓄える大切な時期ですが、日常生活では湿気やカビが生じやすく過ごしにくい季節です。そして、中国の風水では雨の多い季節に特別の注意はありませんが、日本では梅雨は運気を落としやすい危険なタイミングです。

 まず気をつけたいのは、キッチンの衛生管理。生ゴミをシンクの三角コーナーに捨てている家庭が多いのですが、ゴミを放置すると、臭気が家中に拡散してしまいます。調理が終わったら、その都度、蓋付きのゴミ箱に捨てるようにしましょう。シンクの水滴は陰の気を生じるので、濡れたままにせずにこまめに拭き取ってください。

 キッチンと並んで梅雨の湿気が気になるのが浴室。バスマットは必ず敷いて、足元の水滴を落とすようにしましょう。入浴は一日の厄を洗い流し、明日への開運へとつなげる大事な習慣です。足元に陰の気が溜まると、物事が思い通りに進まないことが多くなります。バスマットは自然素材のものにして、梅雨シーズンはこまめに洗濯して乾燥を。雑菌だらけのバスマットでは、逆効果です。

 バスルームの湿気はカビやにおいの原因になります。換気扇を長めに回したり、水滴を拭き取って湿気がこもらないようにしましょう。

※女性セブン2015年6月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
ヒグマが自動車事故と同等の力で夫の皮膚や体内組織を損傷…60代夫婦が「熊の通り道」で直面した“衝撃の恐怖体験”《2000年代に発生したクマ被害》
NEWSポストセブン
対談を行った歌人の俵万智さんと動物言語学者の鈴木俊貴さん
歌人・俵万智さんと「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが送る令和の子どもたちへメッセージ「体験を言葉で振り返る時間こそが人間のいとなみ」【特別対談】
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン