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相撲記者 白鵬が協会に残らぬ可能性出ると手の平返しで批判

 江戸時代に勧進相撲が興行され、大相撲の起源となった回向院(えこういん、東京・両国)の境内には物故力士らを祀る石碑「力塚」がある。その横に意外な碑があることをご存じだろうか。

 それは角界に貢献した相撲記者の慰霊碑だ。もっとも対象となるのは相撲記者クラブに長年在籍し、特にその功績が認められた記者に限られる。角界の八百長スキャンダルを追及してきた本誌記者が祀られることはない(だろう)。角界と御用相撲記者の親密さを示す象徴的なモニュメントだ。

 関係は今も変わらない。スポーツ紙デスクの話。

「記者は支度部屋や巡業先などで協会や力士に不都合な場面を目撃しても黙認してきた」

 角界では元力士の親方が相撲協会の中枢を占める。現役時代に親しくなっておけば、将来的に顔が利くという打算があるから、都合の悪いことは記事にしない。

「最近では白鵬がいい例。会見などでの暴言を報じることなく、“優等生”に仕立て上げてきた。ところが、白鵬が協会に残らない可能性が高くなると、手のひら返しで“生意気だ”と批判するようになった」(前出・スポーツ紙デスク)

 まるで自分が角界を動かすプレーヤーだといわんばかりの振る舞いなのだ。

※週刊ポスト2015年6月19日号

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