芸能

いとうあさこ 異性を交えた飲み会が女性として重要だと実感

 40代の独身女性は時に「かわいそう」という文脈で捉えられることもある。だが、人生は人それぞれであり、結婚だけが幸せをもたらすのではない。そこで、未婚のピン芸人・いとうあさこさん(45才)に、独身生活を続ける現状について話を聞いた。

 * * *
 アラフォーまでは親から「結婚どうなの?」と聞かれ続けていましたが、40才を過ぎるとピタリと止みました。3人きょうだいで兄と妹は既婚ですが、ある時酔った父が私に、「男と女の結婚式を一度ずつ見たからもういい」とつぶやいた。面と向かって“期待ゼロ”と言われたようで、悲しくなりました(笑い)。

 19才で家出して、役者や芸人をめざして売れない時代が続いたけど、20才から38才まで、何人かの男性と同棲していて、男が途切れなかった。当時は「この彼と結婚したい!」という願望はなく、「子供ができたら結婚もアリかな」くらいの気持ちでしたね。同棲相手は違えども「内縁の妻」生活がダラダラと続き、恋愛と結婚の線引きがピンと来なかった。

 39才の時、幸いにも『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)に出演したことをきっかけに、仕事をいただくようになり、仕事一筋の生活になりました。そのまま突っ走っていたら、42才になり、生まれて初めて子供が欲しいと思ったので、本気で結婚相手を探しました。結局ロクでもない男を引っかけてしまい望みは叶いませんでした。

 45才になった現在、結婚はもうゴールではありません。年を重ねて自分の生活スタイルが確立されてきたのか、部屋にもう1人分の荷物が置かれると気が変になるんじゃないかと思うこともあります。

 今、私が心から楽しいと思うのは、仕事終わりにキュッと飲む日本酒。毎晩、ご飯を食べる相手を探して大久保佳代子さん(44才)にメールする自分もどうかと思うのですが、結局、いつもの女友達でご飯やお酒を楽しんでいます。

 同性ばかりでは張りがないからと、男性を交えて飲むこともあります。ちゃんとした女らしい靴を履いたり、ハンドクリームを塗ったりするようになるので、異性を交えるのは女性として重要だと思い知りました。

※女性セブン2015年6月25日号

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