ライフ

8000m峰に登頂した女性登山家愛用「変な味がつかない水筒」

フリークライマー・遠藤由加さんが愛用する水筒は?

 その道の達人たちはプライベートでどんなツールを選んでいるのだろうか? たどり着いた山の頂で渇いた喉を潤す──。登山好きにとっての至福の瞬間をより素晴らしいものにするための道具とは。8000m峰の登頂を果たしたフリークライマーの遠藤由加さんが、愛用しているハイマウントの「ナルゲン細口1.0L」の魅力を語る。

 * * *
 10~20代でヒマラヤやパキスタンのナンガパルバットなど8000m峰の無酸素登頂をしていた頃は、水筒というとアルミやポリタンクが一般的でした。でも容器の臭いが水に移って美味しくなくなってしまうんです。

 その当時は水筒ってそういうものだと思い込んでいたのですが、2~3年前に山で先輩から「ナルゲン」のボトルは変な味がつかないと聞いて、水を分けてもらったんです。そうしたら本当に臭いが全くしなくて、帰ってすぐ買いに走りました(笑い)。登山用品店では扱いがなく、スポーツ用品店でようやく見つけました。

 山の魅力のひとつに水の美味しさがあります。飲み物は山の水以上に美味しいものはないと思っています。ただ、水筒に入れると臭いが移って味が変わってしまうから、山から水を持ち帰ることはしていませんでした。それが、このボトルを使い始めてからはいつも汲んで持ち帰っていますね。家でもそのままの味の天然水が飲めるようになったのはとても嬉しいです。

 登山時の水筒の中身はもっぱら水です。それも常温がいい。好みは人それぞれかもしれませんが、常温水は胃に負担がかからないから長時間の登山には向いていると思います。ちなみに、このボトルはジュースを入れても臭いがつかないし、底部が湾曲していて洗いやすいのも便利なところです。

 また、つくりが非常に丈夫なのも重宝する理由の一つです。登山中は疲れてよくザックの上に座り込んだりするのですが、ボトルを中に入れたまま上に座っても破損することがありません。

関連キーワード

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン