「もともと読売テレビの天気予報は小谷純久さんという方が20年数年ずっと担当されていたんです。その方のもとで1年ほどつきっきりで勉強させていただきました。天気予報の技術もそうなんですけど、それ以上に心持ちのところを教えてもらいました」
そして、2011年3月から『かんさい情報ネットten.』に出演。同年から『ミヤネ屋』にも出るようになり、2013年からはレギュラーとなる。
「宮根さんとの掛け合いでやりますから、なにが訊かれるのか、どんな言葉が飛んでくるのかわかりません。もう、真剣勝負です。
いじられているといわれますけど、ぼくはすごく感謝しています。うまく宮根さんに返せないときもあって、宮根さんがぼくをいじめているように見えたりして、宮根さんが悪い人のように見えてしまい申し訳ないと思ってますと、相談したこともあるんです。
そしたら宮根さんは、“そんなんお前が気にすることはない。天気予報をちゃんと伝えることだけを集中していればいい。あとはこっちで全部やるから、余計なことは考えるなよ”と言ってもらえて、すごく楽になりました。ですから、ぼくはとにかく天気の勉強をして、なにを訊かれても大丈夫なように万全にはするんです。でも、宮根さんは斜め上をいく、思わぬ角度から質問が飛んでくるんで、戸惑ったりします。
街を歩いていると、大阪のおばちゃんたちから“宮根さんに負けたらあかんで!”って声もかかります。応援される気象予報士って珍しいと思います。別に戦っているわけじゃないんですけど“がんばります!”と応えています。あたたかく見守っていただいていてありがたいですね」