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2015.06.23 16:00  SAPIO

落合信彦氏 アメリカが南沙諸島問題で本気になった理由解説

 なぜサンディエゴに行くまでにそれだけの時間がかかるのか。先日、その疑問についてあるアメリカ人に聞いてみたところ、「南シナ海に寄るとの情報がある」という。なるほど、本来の航路とは逆の南シナ海に寄れば、それだけの時間がかかることも納得できる。

 もっとも、南シナ海に行くには、空母1隻に対して戦艦やフリゲート艦がワンパックで動くことになるだろうから、その可能性は低いはずだが。あるいは、交代する「ロナルド・レーガン」が、戦闘機F18を大量に積み込んで南シナ海に向かう可能性もゼロではない。もしそうなれば、軍事的な緊張感は一気に高まる。

 アメリカは最近になって、中国の膨張主義に対する警戒レベルを上げている。2016年の夏に行われる海軍主催のリムパック(環太平洋合同演習)に、昨年招待した中国を呼ばない可能性が出てきた。実は昨年、リムパックに際して中国がスパイ船(情報収集艦)を派遣し、演習周辺海域で活動させていたというのだ。

別の艦艇が演習に参加しながら、スパイ船はアメリカの艦船や航空機の電子・通信情報を収集していたというのだから、なんとも「危険なゲーム」である。 またアメリカでの企業エスピオナージ(スパイ活動)で6人の中国人が指名手配されたが、中国に帰ってしまっていた。しかし一人がアメリカに戻ったために、空港で手錠をかけられた。
 
※SAPIO2015年7月号

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