スポーツ

CM起用めぐり東京五輪機にアスリートバブル起きる可能性あり

 世界で戦うトップアスリートで、さらに“美女アスリート”ともなれば、CM1本で数千万円を稼ぐことはざらにある。企業の広告戦略にとって大きな魅力でもある、女子スポーツ選手のCM事情はどうなっているのか。

「五輪でメダルを獲るなど大きな話題になった際は、どんな芸能人よりも広告効果が見込めるため、CM起用に際してはかなりのギャラが支払われることになります」

 スポーツ選手のCM出演料について、大手広告代理店幹部のA氏はそう語る。

 複数社の広告代理店の内部資料を基に作成した主な女性アスリートの最新CM出演料を紹介する。フィギュアスケートの浅田真央(24)が最も高額で推定4000~9000万円、次いでゴルフの宮里藍(30)が推定5000~8000万円、ジャンプの高梨沙羅、テニスのクルム伊達公子(44)と卓球の福原愛(26)が推定3000~5000万円とされている。

 CMに加え、一年間のスポンサー契約やイベント出演契約が含まれるケースがある。現役、引退組問わず、契約1本で数千万円を超える女性アスリートはざらだ。

 リストの浅田真央や高梨沙羅の金額の幅が大きいのは、「試合に勝って話題になった場合、倍以上になることもある」(A氏)からだという。

 一昨年、2020年の東京五輪開催が決まって以降、企業がアスリートをCMに起用しようという機運は高まっているのだろうか。

「女性アスリートの2014年度(2014年4月~2015年3月)CM出演数を見ると、上位は高梨沙羅、横峯さくら、浅田真央、宮里藍、石川佳純、吉田沙保里などの各選手でした。昨年から今年にかけては2016年のリオ五輪を控えた端境期と言えるため、上位でも3~4社とそれほど多くはありません。

 今後は、世界大会などの結果次第で起用が増えるでしょう。たとえば、なでしこジャパンがW杯で優勝した2011年度は、澤穂希選手一人で11社に出演しています」(CM総合研究所研究員)

 東京五輪を機にアスリートバブルが起きる可能性もある。 「開催前まで好成績を維持し、2020年の本番でもメダルを獲得できれば、ギャラはリストの倍以上になることもあると思います」(A氏)

※SAPIO2015年8月号

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン