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がんと「そば派・うどん派」「日本海側・太平洋側」の関係は

 日本人の2人に1人が罹患するというがん。がんは習慣が大きな影響を与えるといわれているが、意外と勘違いしていることも。秋津医院院長秋津壽男さんに疑問を投げかけた。

【疑問】下痢を繰り返すと便秘が続く、どっちが大腸がんのリスクが高い?

【回答】両方とも。
「下痢と便秘を繰り返す。他にも血便、便が細くなった、便から腐敗臭がするなどが、初期症状に見られます。痔だと思っていたら大腸がんだったということもあるので早目の検査を」(秋津さん)。

【疑問】日本人には麺好きが多いが、そば派とうどん派、大腸がんになりにくいのはどっち?

【回答】そば派。
「大腸がんのリスクとして食物繊維不足による腸内環境の悪化があげられます。そばには、食物繊維が含まれていますが、うどんにはありません。そばのほうが大腸がんになりにくいといえます」(秋津さん)。

【疑問】太平洋側と日本海側、どっちに住んでいる人?

【回答】日本海側。今年発表された国立がん研究センターによる統計では、日本海側に胃がん患者が多い傾向が見られた。はっきりとした要因はわかっていないが、

「日本海側は寒い地域が多く、保存性の高い塩蔵品を食べるためではないかと思われます」(秋津さん)。

※女性セブン2015年7月30日・8月6日号

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